1枚の石版が、歴史研究家たちの注目を集めている。意匠の凝らしたレリーフと共に「その功績を称える」の一文で締めくくられた石版には10名以上の名前が連ねられ、なんらかの功績を残したことを伝えている。だが、それがいつ誰の手によって残されたものかは不明のままだ。その石版はバストゥーク共和国のツァーレン鉱山奥深くから見つかった。石版は破損していて全体像は不明だが、本来はクリスタル型に形どられていたと見られ、上半分にあたる部分は見つかっていない。裏面は意匠を凝らしたレリーフとなっていて、表には文字が次のとおり刻まれていた。
バストゥーク共和国と鉱山の歴史は密接な関係があるが、その数百年の歴史の中でも今回ような品が見つかるのはきわめて珍しい。歴史研究葬儀家のSoihel氏は、取材に対し「レリーフを見ると、なんらかの開発に貢献した者を表彰したものだろう。しかしこれが、いつ、誰によって、なんのために残されたのかは皆目見当がつかない。少なくともバストゥークの歴史と合致する点は見つからない」とコメントした。専門家の多くも同様の見解を示している。

真相はともかく、この名前が大昔に活躍した英雄かもしれないと想像するだけでワクワクしてくる。 (Zenngg)