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ヴァナ・ディールに住む若者の半数近くが「将来は冒険者になりたい」と希望していることがわかった。各地で獣人たちの動きが活発化する中、戦後の若者たちは「自分がなんとかしなければ」と意識を高めているようだ。

コンクェスト政策が実施されてから、日ごとに数を増やす冒険者たち。その数に比例して、憧れる少年少女も急増している。当新聞が各国で調査したところ、15才未満の約半数が冒険者に憧れを抱いていたことがわかった。
特にバストゥーク共和国での人気が高く、次いでサンドリア王国、ウィンダス連邦と続いている。地域差こそあるが、冒険者はどの国でも高い支持を集めていると言えそうだ。

こうした背景には、冒険者が市民権を得てきたことがうかがえる。コンクェスト政策以前は冒険者の数も少なく、子供がその姿を見る機会は少なかった。しかし冒険者が各国公認となった今、子供たちにとって冒険者はより具体的な存在となったようだ。

「かっこいい」
「いろんな古代の遺跡をみてみたい」
「信頼できる仲間に出会いたい」

このように彼らの武勇伝に憧れる一方で、
子供たちは新しい世代としての側面ものぞかせている。

「誰かに頼ってる場合じゃない」
「みんなを守りたい」

彼らは、クリスタル戦争の終結後に生まれた世代だ。幼い頃に両親から聞かされた「種族や国に関係なくみんなが戦った」という“おはなし”が、子供たちの心に芽吹いているのだろう。
(Zenngg)

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