出来事

長い間、その存在が噂されていた、幻の書物『アルタナ大全』がついに発見された。ヴァナ・ディールの英知を秘めたその書物には、何らかの魔法がかけられていると言われ、冒険者たちの注目を集めている。

女神アルタナの涙から5つの種族
が生まれた遠い昔より、長い年月
を経て蓄えられた知識の数々を冒
険者たちへ贈る」
この一文から綴られる『アルタナ大全』が記されたのは、「タルタル族が栄華を極めた魔法の時代」とも「王国騎士団が結成された力の時代」とも言われている。

確かなのは、そこに記述された内容が、現代の冒険者の台頭を予見したかの様に記述され、おそろしく正確であるということだ。

一部では、「幻の『アルタナ大全』の名を借りただけの、物好きが書いた実用書」とする説もあがっているが、なんらかの魔法によって秘密が隠されていることも、タルタルの魔道士によって確認された。

その出所に対する詮索は今後の調査に委ねられるが、冒険者にとっての実用書としての価値が高いことは間違いない。

今後、すべての冒険者がこの『アルタナ大全』に目を通せば、彼らの旅は格段に快適なものとなるだろう。

『アルタナ大全』の全貌が明らかになる日も、そう遠くはないはずだ。
(Zenngg)

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