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少し前まで、冒険者は「カーディアンのようだ」と言われてきた。
彼らの多くが、ありふれた既製品や、国からの官給品を着用していたためだ。
その姿を見た街の人々が、ウィンダスのカーディアンにたとえて、冒険者の没個性をやゆしていたのである。
果たして、今でもそうなのだろうか? ファッションに関する街頭アンケートを行ったところ、次のような結果を得ることができた。
“装備は性能で決めている:46%”、“常にファッションに気を使っている:38%”、“街を出る時には、性能を重視した装備に、街中ではお気に入りの装備に着替える:16%”
これを性別で比較すると、男性冒険者の48%、女性冒険者の73%がファッション性を重視しているとの回答が得られた。
みな同じ格好で区別がつかないと言われてきた冒険者たちにも、昨今はファッション性を重視する傾向が強くなってきているようだ。
彼らにコメントを求めたところ、女性冒険者からは「もっと色にこだわりたい」「いつかは、もっと目立つリボンで着飾ってみたい」、男性冒険者からは「ヤグードの持っている片刃の剣のような武器を帯びたい」といった意見が見られた。
女性冒険者は自分を着飾る防具に、男性冒険者は自分を強く見せる武器に関心を持つ傾向にあるようだ。
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また、ごく少数だが「耳が隠れるのは嫌だから帽子はかぶらない」ミスラや、「常に帽子をかぶり髪の毛を見せない」タルタルなど独特のこだわりを持って装備を選んでいる冒険者も見られた。
今回の調査で、ファッションにこだわりをもつ冒険者が増えつつあることがわかった。
そして、彼らが装備についてコメントする時、どの冒険者にも共通していたことがある。
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それは、誰もが目を輝かせ、実に楽しそうに語っていたということだ。
まさに、昨今の冒険者ファッションの変化は、彼らにとって個性の演出なのだろう。
Across / Phoenix
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