Karaha-Baruha(835 - 862)
戦前のウィンダス目の院院長。学生時代、魔法学校の全単位をたった1年で修業。在学中に複数の学位まで取得し、学校始まって以来の秀才と噂された。

当然、卒業間近には各院による熾烈なスカウト合戦が展開されたが、それを尻目に彼は当時人気のなかった目の院を志望して耳目を驚かせた。目の院に院長待遇で迎えられた後は、他の院に就任した同期の友人らとの交流を深め、五院の協調体制を構築していった。

しかし、星の神子の勧めで「召喚魔法」の研究に着手すると、没頭するあまり地下室に篭もりがちになってしまい、人々から次第に忘れられていった。

大戦の最中の862年、獣人軍に聖都結界を突破され、もはやウィンダスも滅亡という時、彼は再び姿を現して大いなる獣を召喚。獣人軍の撃退に成功したものの自らも力尽き、不帰の客となった。

Illustration by Mitsuhiro Arita