???:あのう…… これはどこで使えるんですか? おお懐かしい、冒険者優待券ではないですか。交換してくれるカカシさんのところまで連れていってあげると、彼は何度もお礼を言いながらお金を握り締めて去っていきました。カカシさんの傍らで、冒険者としての第一歩に立ち会ったんだ〜と考えながら、ずっと以前に同じこの場所で冒険者としての一歩を踏み出した自分を思い出しました。 今回は新米冒険者についてお届けしたいと思います。 ここはサルタバルタ。協力してクロウラーと戦う2人の冒険者と出会いました。MinicoroさんはMyaunyaさんに誘われていっしょに冒険者になったとのことです。今、初心者のお2人はどんなことに苦労しているのでしょう。 Minicoro&Myaunya:お金がない! Minicoro:どうしたらいいかよくわからなくて…… Myaunya:私は栽培をしたり、釣りエサを作ったりして、細々と稼いでますよ。 お金………お金。永遠の課題ですね。 Minicoro:あとは冒険者としての修行も思った以上に大変ですね〜 Myaunya:セルビナに渡ってから砂丘を経て、初めてジュノに着いたときは嬉しかったです。 Minicoro:ジュノは人がいーっぱいで迷子になりそう; Myaunya:人は多いけれど、会う人会う人と友達になったそれまでの旅とは何か違って…… 何か嬉しかったことをと尋ねたとき、Minicoroさんは「競売所からお金が送られてきたこと!」と目を輝かせて答えてくれました。私はすごくびっくり……というか衝撃でした。ある程度腕を上げた冒険者の皆さんにとっては当ったり前のことなんですが、私もよく思い出してみると毎日ポストを開けるのが楽しみだった気がします。私のアイテム、今は誰が使ってくれているんだろうと思いをめぐらせたこともあったっけ。 さて、それではベテラン冒険者の皆さんはどのような思い出をお持ちなのでしょう。ジュノでパーティを探すKrazeさんはガルカの魔道士さん。聞いてみると冒険者としての腕前はかなりのもののようです。お金のお話が出たところで、こんな修行時代の思い出を聞くことができました。 Kraze:My first day... I remember I mined some iron ore in Zeruhn Mines. I used to mine a lot to make money in my early days. I had help my first day. My brother helped me. He bought me mining gear so I could mine. (1日目は……思い出したぞ。たしかツェールン鉱山で鉄鉱掘ったな。昔はよくカネを稼ぐために、穴掘りしてたぞ。最初のころ俺の兄弟、いろいろ助けてくれた。つるはしを買ってもらって、採掘できた ) なんと、冒険者になったその日から心強いお仲間を見つけて、その助けを借りつつお金をためて地道な努力をしてたんですって! 私なんか冒険者としての腕を上げることしか頭になくて、都会へ出てきてからの貧乏生活が始まったわけです、ハイ。 取材中の私に声をかけてきてくれたのは合成職人風のHoadleyさん。その風貌からもかなり腕のよい職人さんのようです。さっそく見習い冒険者だった頃の話を聞いて見ました。 Hoadley:Hmmm, I remember my first trip from San d'Oria to Valkurm Dunes. La Theine Plateau was an exciting new place for me as a level 10 monk, so I was afraid of everything. It was nighttime and lots of aggressive monsters came out of nowhere. I was trying to make it to Valkurm Dunes to party but I kept getting killed by skeletons and Orcs. So I never made it by myself, but my friends took me after I got back to town. (う〜んと、あるある。 初めてサンドリアからバルクルム砂丘へ旅立ったときのことだけど、初めて見るラテーヌ高原はモンクLv10の僕にとっちゃもうドキドキだったよ。そりゃもうすべてが恐ろしかった。夜になれば凶悪なモンスターがうじゃうじゃ出るし、パーティ組んで砂丘を目指したっけ。けどホネやらオークやらにやられちゃって。もうヘマはごめんだから、街へ戻って仲間をたくさん集めるしかなかったよ) 確かにあの頃は新たな土地が目の前に開けると、違った空気を感じることができました。今より当時の世界の方が、ずっと広かったように感じます。他にも“油断から凶悪なモンスターにぶちのめされて港に放り出された話”など、それはもう楽しそうに身振り手振りを交えて話してくれました。 見るものすべてが珍しく、毎日が発見の連続で、また時には途方にくれることもあった新米冒険者時代の思い出。それは、冒険者としての永遠の財産となることでしょう。今回特に印象に残った一言は次のようなものでした。 Hoadley:I will never forget those times. Those memories keep me interested in adventuring. (あの頃のことは決して忘れないよ。それが今でも僕を駆り立てるのさ) 取材を終えて家に帰ってから、ダンナのTathumaにも思い出をきいてみました。 Tathuma:俺の思い出といったらこれだよこれ。お前と交換したこのレザーバンダナ。 Myhal:嬉しい。まだ持っててくれたんだ。これは私の……じゃないよ!? 私があげたのはフェイスガード!! Tathuma:んガッ!! ドゥナシンキィバイディス! タンキッヤァ…… Myhal:ちょっとゴマカさないでよー、誰からもらったのよそれ!! |