魔法都市ウィンダスの周辺に広がるステップ地帯。地下水によって樹木が生い茂るウィンダス都市内に比べると木々は少ないものの、多くの生物を養うだけの豊かさを備えている大地。『サルタバルタ』とは、タルタル語で『約束の地』を意味する。
魔法都市ウィンダスの西部に広がる草原地帯。この地には古代遺跡が点在しており、タルタル以前に住んでいた種族の存在が確認されている。北の方には、『星降る丘』と呼ばれる、不思議な場所があり、寒い夜に夜空を見上げると、星が落ちてくる、と云う伝説がある。
魔法都市ウィンダスの東方に広がる平原。この平原は、ザンビビ川とノンピピ川によって常に潤されている。そのため、乾季には大型動物の水飲み場となり、ミスラ族狩人にとっても獲物の宝庫であった。しかし、大戦の影響によって気候が狂い始めると、大型動物は姿を消し、代わりに異形の蟲や植物がはびこるようになってしまった。
サルタバルタ平原に点在する塔状の遺跡群の総称。何のために作られた施設なのか定かでは無いが、まだ強力な魔導エネルギーを発生する装置が生きており、機能の一部は使用可能であるため、タルタル族は熱心に研究している。
ギデアス寺院を中心とするヤグード族の宗教都市。くちばしと爪によって硬い岩山から削りだされた奇妙な形の住居は、翼を有するヤグード族に合わせ、入口が高い位置にある場合が多い。一見無軌道に増築されたように見えるが、実はヤグード教の教義に基づいて綿密に設計されており、町の到る所に安置された崇拝の対象を、全て巡って祈りを捧げることが、教団の日課として定められている。
魔法都市ウィンダスの地下に掘られた巨大な地下水路。タルタル族自身が掘ったものではなく、何らかの目的のために存在した遺跡を、彼らは改造して再利用しているに過ぎない。雨季と乾季がウィンダスにあった頃は水道として利用されていたが、昨今では、徐々に水没しつつあるウィンダスの排水設備として、もっぱら利用されている。