from FINAL FANTASY XI開発チーム
ファイナルファンタジーXI 開発チームからのご挨拶 (2016/04/04)

ファイナルファンタジーXIのディレクターとして、数々のコンテンツを手掛けた伊藤泉貴に代わり、2016年4月1日(金)より藤戸洋司が新ディレクターに就任しました。

伊藤泉貴、藤戸洋司、そして松井聡彦より、プレイヤーの皆様へご挨拶申し上げます。

3月末をもちまして、ファイナルファンタジーXIのディレクターを退任し、
プロジェクトを離れることになりました。

オリジナルディスクから15年以上開発に携わり、
ディレクターは5年近く務めたことになります。
最初は何も分からなかった私も、多くの時間と愛情を注ぎ、
今ではこの作品が代表作と言えるほどになりました。

「ヴァナ・ディールの星唄」というシナリオは、
ファイナルファンタジーXIの14年の歴史の1つの節目です。
それと同時に、私自身のキャリアとしても1つの節目として強く感じるようになり、
松井プロデューサーと相談を重ねて今回の異動に至りました。

キャラクターたちの言葉、Vana'diel March、
ゲームの中の様々なことが、今では私の人生の糧になっています。
そんな素敵な体験を与えてくれるヴァナ・ディールの発展を、
これからは1人のファンとして見守っていきたいと思います。
皆様、「改めまして、14年ありがとうございました。」

後任の藤戸ディレクターを宜しくお願いいたします。

伊藤泉貴

こんにちは。
これまではシステムや非バトル系コンテンツの担当及び、
チーム運営補佐として動いておりましたが、
今年度よりディレクターの責を担うことになりました。
ナンバリングタイトルとしての責任、
そして14周年を目前に控えてのディレクター就任は、また格別の重みを感じます。
自分がそれを背負っていくだけの資格があるのか少々悩みましたが、
ヴァナ・ディールを愛するすべての皆さまの期待に応えるべく、尽力する覚悟を決めました。
どうぞ、よろしくお願いいたします!

藤戸洋司

ヴァナ・ディールの冒険者の皆さま、こんにちは。

昨年、最後のシナリオである
「ヴァナ・ディールの星唄」を無事お届けすることができました。
その陣頭指揮を執ったディレクターの伊藤は、
ファイナルファンタジーXIの集大成となったアップデートを完遂し、
チームを離れ、他のプロジェクトへ異動することとなりました。
全方向に対して適切なディレクションを行なえる伊藤の存在は
とても大きく、惜しい気持ちがありますが、
新しいプロジェクトでの活躍を楽しみに待ちたいと思います。

今後のファイナルファンタジーXIチームにおいて、ディレクターの任を引き継ぐのは、
これまでアソシエイトディレクターとして伊藤を支えてきた藤戸洋司です。
藤戸もまたファイナルファンタジーXIを愛することに関して、伊藤に負けていません。

小規模なバージョンアップとはいえ毎月バージョンアップを行ない、
冒険者の皆さまが毎月新鮮な気持ちでヴァナ・ディールでの冒険を楽しめるよう、
新ディレクター藤戸洋司とともに、開発・運営一丸となって、全力を尽くす所存です。

引き続き、ファイナルファンタジーXIをよろしくお願いします。

松井聡彦