スペシャルタスクチームレポート (2007/09/25)

スペシャルタスクチームより最新のレポートをお届けします。
今回は、2007年8月28日から9月25日にかけて実施した規約違反行為への一斉対処に関する詳細とあわせて、チームの活動状況や今後の施策をお伝えします。

規約違反行為への一斉対処の詳細は『こちら』。

活動報告と今後の施策について

まずハンター(※注1)については、図1が示すとおり、5月に一時的に増加したのを最後に以後は減少の一途をたどり、現在も増加が抑制されている状態を保っています。
また、RMT(※注2)のための合成・競売所利用(※注3)に関しても、今回の集計期間において、該当者である680アカウントへの対処を実施しました。
このようにRMTに関連する諸問題については、継続的に実施してきた対処の効果が着実に表れています。

しかし、ハンター自体の総数が減少しつつある一方で、不正な方法による自動操作(釣り)を行うキャラクターが、いまだに増加しているのも事実です。
これは先月のレポートでご説明したとおり、ハンターへの取り締まり強化を継続していることで、RMTに関連する組織の活動が低レベルでもギルを獲得できる方法へと移行しているためだと思われます。

そこでスペシャルタスクチームでは、8月末よりこのような自動操作(釣り)への取り締りを、いっそう強化し、これまでの1ヵ月間に、延べ5,250アカウントを対処してきました。
その間の推移をグラフにしたものが、図2です。
対処を実施したタイミングでアカウントが減少しても、その後、短期間のうちに復活しているのは、釣り自体が低レベルのキャラクターでも行えるためと考えられます。このように、各対処の前後にだけ注目すると、問題が改善していないように感じられるかもしれませんが、実際には対処したアカウントがすべて復活しているわけではないため、対処を実施する度に一定の効果が上がっているのです。
1ヵ月前と現在のアカウント数を比較すると、定期的な対処が不正行為者の大幅減少につながっていることがはっきりとわかります。
スペシャルタスクチームは、今後も問題の解決を目指し、取り締まりの強化を継続していきます。


コミュニティで注目されている問題について

現在コミュニティで注目されている諸問題について、スペシャルタスクチームによる対処の実績や施策などをご説明いたします。

○"Goblin Bounty Hunter"の死角に入り、機械的な動きで釣りを続けているキャラクターがいます。
バルクルム砂丘に配置された"Goblin Bounty Hunter"の移動経路については、次回バージョンアップでの修正を検討いたします。今後も"Goblin Bounty Hunter"の移動経路の変更や新たなエリアへの追加といった対策を、皆さんからのご報告をもとに適宜実施していく予定です。
この件に関する情報がありましたら、ご報告窓口まで、ぜひお寄せください。

○サンドリア、バストゥーク、ウィンダスなどのギルドで素材を買い占める不審な集団がいます。
そのようにして買い占められたギルドの素材が、最終的にRMTのための合成・競売所利用者へと行き着くケースが多く見受けられます。そのためスペシャルタスクチームでは、RMTのための合成・競売所利用への対策が、この問題にも有効であると認識しています。同対策には、すでに先月より取り組んでいますので、素材買占めの問題もこれにともなって徐々に減少し、解決に向かうと想定しています。

○不正プログラムを使用して、実際には不可能なタイミングでアビリティなどを使用するキャラクターがまだいます。最近では対処数も減っているようですし、あまり重視されていないのでしょうか?
不正プログラムは、従来おもにRMT目的で使用されていましたが、現在ではRMTとは関連のない一部のプレイヤーに別の目的で使用されています。
このような変化にともなって、不正プログラムの利用者自体は大幅に減少しているため、スペシャルタスクチームの発足時に比べ取り締まりの件数も減少しています。
もちろん、いかなる目的であっても不正プログラムの使用は禁止されていますので、現在も取り締まりを継続しています。

○もっと不正行為の取り締まり間隔を短くしてほしい。
スペシャルタスクチームでも、短期間のうちに取り締まりを繰り返すことが効果的であると認識しており、発足当初から、できるだけ間隔を短くするよう努めてきました。
しかしながら、調査を行ってから実際に取り締まりを行うまでの間には、調査結果が本当に不当行為に該当するのかを検討する期間が設けられています。そのため、残念ながら、今以上に取り締まりの間隔を短くすることはできません。
その代わりに、今後はキャラクターと組織との繋がりや不正プログラムの使用状況などから多角的な調査を行うことで、不正行為者を発見するまでの期間短縮を目指します。

○RMTに関わっていると思われるキャラクターが特定のモンスターを倒し続けていますが、取り締まっていないのでしょうか?
RMTに関連しているハンターたちは、トゥー・リアなどの比較的高いレベルを要するエリアから低レベルでも素材集めが可能なエリアへと、活動場所を変えつつあります。この問題に対し、8月末より、ハンターの活動が特に活発なブブリム半島の取り締まりを重点的に行い、現在までに延べ430のアカウントを対処してきました。
今後は皆さんからの情報をもとに取り締まりエリアを拡大していく予定です。ぜひ、情報をお寄せください。

スペシャルタスクチームでは、皆さんからの情報を募集しています。ご協力をお願いいたします。

ご報告窓口は『こちら』。

※注1 ハンター
ノートリアスモンスターとの戦闘やクエストを繰り返すことで入手した多数の戦利品をギルに換金し、販売者へ提供するプレイヤー、キャラクターの総称。

※注2 RMT
現実世界の金品によるゲームデータの売買。

※注3 RMTのための合成・競売所利用
ゲーム内で大量生産したアイテムを販売することで得たギルを現実世界の金品に換金する行為。

スパイウェアによる不正アクセスにご注意ください

現在、見知らぬ第三者によってプレイオンラインにログインされ、ファイナルファンタジーXIのアイテムやギルを失ったり、キャラクターを削除されたりする被害が増加しています。
インターネット上には“ウイルス”や“スパイウェア”などと呼ばれるプログラムが存在しており、その種類によっては、ファイルのダウンロードや、Webサイトの閲覧のみで感染するものも存在します。
最近プレイオンラインで確認されている不正アクセスの原因の1つとして、これらの悪意あるプログラムの影響が考えられています。
被害に遭わないための予防対策として、以下に代表的な例をご案内いたします。

・内容が不明なサイトにアクセスしない
・不明なサイトにあるソフトウェアのダウンロードを不用意に行わない
・Windows Updateを定期的に実行し、Windowsを常に最新の状態に保つ
※詳しくはマイクロソフト社の公式サイトをご覧ください。
・ご利用のWebブラウザーなどを定期的にアップデートして常に最新のプログラムを使用する
・弊社が使用を認めていない外部プログラムを絶対に使用しない
・ウイルス駆除ソフトを常に最新のバージョンで使用する

大切なデータを守るために、プレイオンラインIDおよびプレイオンラインパスワードは厳重に管理していただくとともに、ご利用のWindows PCやインターネット接続環境につきましても、適切な管理をいただけますよう、ご理解とご協力をお願いいたします。