スペシャルタスクチームレポート (2007/10/24)

スペシャルタスクチームより最新のレポートをお届けします。
今回は、2007年9月26日から10月24日にかけて実施した規約違反行為への一斉対処に関する詳細とあわせて、チームの活動状況や今後の施策をお伝えします。

規約違反行為への一斉対処の詳細は『こちら』。

活動報告と今後の施策について

不正な方法でギルを取得するキャラクターの数は、ハンター(※1)や自動操作(釣り)への取り締まり強化により全体としては着実に減少していますが、最近、南サンドリアや闘獣場のNPCに対して新たな不正プログラムを使用した不正行為が発見されました。
先のレポートでもお伝えしたように、現在はRMT(※2)を目的としたキャラクターが通常プレイの範囲で大量のギルを取得することは困難になっています。その影響から、このような手段で直接的な不正行為に関与するキャラクターが現れたものと推測できます。
すでに先日、緊急メンテナンスによって対策を導入しましたが、今後同様の問題が発見された場合は、ゲームシステムの修正と違反行為者への対処の両面から迅速に対処していきます。

なお、今回の集計期間、2007年9月26日から10月24日における諸問題への対応状況は次のとおりです。

・自動操作(釣り)
約1ヵ月の間に、延べ3,070アカウントを対処しました。
これまでの対処の結果、緩やかではありますが、該当キャラクターは着実に減少しつづけています。状況のさらなる改善に向けて、今後も対策を強化していく予定です。


・ハンター
先月、ブブリム半島の取り締まりを重点的に行った結果、大きな成果が得られ、ハンターがRMTに利用するギル獲得のため、同エリアで特定のモンスターを繰り返し倒していた問題が改善しました。今後も取り締まりエリアをさらに拡大していく予定ですので、引き続き皆さんからの情報を募集いたします。

・RMTのための合成・競売所利用(※3)
約1ヵ月間に、延べ880アカウントを対処しました。
なお、新たな取り締まり手法を取り入れたことにより、RMTのために合成・競売所を利用しているキャラクターだけでなく、RMTのために素材収集を行っているキャラクターにまで、取り締まりの範囲を拡大することが可能となりました。


※注1 ハンター
ノートリアスモンスターとの戦闘やクエストを繰り返すことで入手した多数の戦利品をギルに換金し、販売者へ提供するプレイヤー、キャラクターの総称。

※注2 RMT
現実世界の金品によるゲームデータの売買。

※注3 RMTのための合成・競売所利用
ゲーム内で大量生産したアイテムを販売することで得たギルを現実世界の金品に換金する行為。

コミュニティで注目されている問題について

現在コミュニティで注目されている諸問題について、スペシャルタスクチームによる対処の実績や施策などをご説明いたします。

○ファイナルファンタジーXIが無料でプレイできる「ネットカフェ課金プレイ」が始まりましたが、これを利用して規約違反行為を行うプレイヤーがいるのではないでしょうか? また、そのような人が処罰された場合、同じネットカフェで他のプレイヤーが使用しているアカウントまで一緒に処罰されてしまう可能性はないのでしょうか?
「ネットカフェ課金プレイ」でも、通常課金プレイと同様、プレイを開始する際は会員情報を登録する必要があります。そのため、仮にネットカフェから行われた規約違反行為であっても、該当アカウントの情報はすべて把握可能で、通常のアカウントと同様に対処をすることができます。
また、スペシャルタスクチームでは、IPアドレスではなくアカウントそのものに違反行為があったかどうかを慎重に調査しているため、IPアドレスが同一だからといって、違反行為に無関係のアカウントが処罰されることはありません。どうぞご安心ください。

○RMTに関して、販売側には厳しい対処を行っているようですが、購入者に対してももっと厳しくすべきだと思います。警告だけでなく強制退会、ギルやアイテムの没収などはできないのでしょうか?
購入者からギルやアイテムの没収を行えば、一定の抑止効果を得られる可能性はありますが、さまざまな違反行為者のうちギル購入者のみを対象に、そのような特殊な対処を実施することはできません。
スペシャルタスクチームでは、ギルの購入も販売も同様の規約違反行為とみなし、各人の行為に応じた厳正なペナルティを科すという方針をとっています。
各アカウントにおけるペナルティはすべて記録に残り、累積され、違反行為を繰り返した場合には、過去の記録をもとにさらに重いペナルティが科されます。もちろん、内容次第では一度の違反行為で強制退会になることもあります。
なお、この方針に基づいて、この1ヵ月の間にも、ギルの購入者にあたる延べ450アカウントに対する利用停止および強制退会処分を実施しています。

○最近、不正アクセスの被害が増加しているようですが、どうすればいいのでしょうか?
第三者によるプレイオンラインへの不正アクセスに関しては、10月上旬にプレイオンライン各種サービスにおいて、セキュリティ向上のためのシステム的な対策を導入しましたが、最近では不審なURLをコミュニティサイトの掲示板などに書き込み、それをクリックさせてIDやパスワードを抜き出してしまう事例も報告されています。
プレイヤーの皆さんは、プレイオンラインIDおよびプレイオンラインパスワードを今後も厳重に管理されるとともに、本レポートの最後にご紹介するスパイウェアに対する注意事項を再度ご確認のうえ、自衛の徹底をお願いします。

ご報告・ご連絡について

スペシャルタスクチームでは、規約違反行為などに関する皆さんからの情報提供を常時受け付けています。ぜひご協力をお願いいたします。
ご報告窓口は『こちら』。

※ご報告いただいた内容に対して、スペシャルタスクチームからは個別のご回答をさしあげることができません。
※不正アクセスなどのアカウントに関連する件については、弊社インフォメーションセンターまでお電話にて、もしくはサービス&サポート内に設置されている「ご契約についてのお問合せメールフォーム」にてお問い合わせください。

スパイウェアによる不正アクセスにご注意ください

現在、見知らぬ第三者によってプレイオンラインにログインされ、ファイナルファンタジーXIのアイテムやギルを失ったり、キャラクターを削除されたりする被害が増加しています。
インターネット上には“ウイルス”や“スパイウェア”などと呼ばれるプログラムが存在しており、その種類によっては、ファイルのダウンロードや、Webサイトの閲覧のみで感染するものも存在します。
最近プレイオンラインで確認されている不正アクセスの原因の1つとして、これらの悪意あるプログラムの影響が考えられています。
被害に遭わないための予防対策として、以下に代表的な例をご案内いたします。

・内容が不明なサイトにアクセスしない
・不明なサイトにあるソフトウェアのダウンロードを不用意に行わない
・Windows Updateを定期的に実行し、Windowsを常に最新の状態に保つ
※詳しくはマイクロソフト社の公式サイトをご覧ください。
・ご利用のWebブラウザーなどを定期的にアップデートして常に最新のプログラムを使用する
・弊社が使用を認めていない外部プログラムを絶対に使用しない
・ウイルス駆除ソフトを常に最新のバージョンで使用する

大切なデータを守るために、プレイオンラインIDおよびプレイオンラインパスワードは厳重に管理していただくとともに、ご利用のWindows PCやインターネット接続環境につきましても、適切な管理をいただけますよう、ご理解とご協力をお願いいたします。