モグハウスにようこそ! (2007/11/07)

お茶でも飲みながら、気のおけない友人と個室でゆっくり語り合いたい。
選び抜いた調度品をそろえた自慢の部屋を、じっくり彼女に見てもらいたい。
上客だけを招く、素敵なブティックを経営したい……。
そんな貴方の夢、モグハウスがかなえます!

この度、モグハウス管理組合の規制が大幅に緩和され、
友だちを任意に貴方の部屋に招待できるようになりました。

きっかけは、サンドリアのトリオン王子のこんな発議だったそうです。
「私の部屋には、始終ずかずかと冒険者が入っているようだ。
一方、彼らの住むモグハウスには、規制によって居住者以外、ネズミ1匹入ることすらできぬ。
戦争中の兵舎でもあるまいに。
いかに、我がドラギーユ家が開かれた王家を目指しているとはいえ、これでは不公平ではないか!
冒険者もプライベートを公開すべきであるし、できる権利を与えるべきだ!」

やや、個人的な感情が強いと思われる王子の発言でしたが、各国の首脳も即座に賛成しました。
実は、昨今の冒険者の目覚ましい活躍に対し、皆も報いる術を探していたのです。

そして、冒険者の安全を懸念して反対していた管理組合も最後には折れ、
モグハウスは冒険者が自由に客を招待できる、新たなプライベート空間へとリニューアルされました。

さあ、貴方はモグハウスを何に使いますか?
趣味の博物館? お洒落な喫茶店?
はたまた、パーティの作戦司令室?
すべては、貴方の自由なのです!


Illustration by Mitsuhiro Arita

これまでは、モグハウスに他のプレイヤーを招待することはできませんでした。
これはモグハウスが本来、ログイン後ワールド内に常駐するプレイヤーを必要最小限の通信のみに絞った疑似オフライン状態にすることによって、多数のプレイヤーが集中すると想定された街エリアのサーバー負荷の軽減と、街中を行き交うキャラクターの表示数減少を実現し、クライアント側の表示負荷を軽減させることを目的に、通常のエリアから切り離された個室として設計されていたためです。

しかし、ファイナルファンタジーXIの運営開始から5年余りが経過した今、サンドリア、バストゥーク、ウィンダスの3国から各エリアへの人口分散が十分進んだこと、さらに拡張データディスク「アルタナの神兵」の発売にむけて去る10月25日のメンテナンスにおいてサーバー機器の総入れ替えを実施し、機器の処理性能を向上させたことなどから、その設計思想を変更し、ついに他のプレイヤーをモグハウスへと招待できる仕様を導入することができました。御期待ください!

※この機能は「アルタナの神兵」の導入状況に関係なくお楽しみいただけます。