スペシャルタスクチームレポート (2007/12/19)

スペシャルタスクチームより最新のレポートをお届けします。
今回は、2007年10月25日から12月13日にかけて実施した規約違反行為への一斉対処に関する詳細とあわせて、チームの活動状況や今後の施策をお伝えします。

規約違反行為への一斉対処の詳細は『こちら』。

不正アクセスについて

以前より、スパイウェアによる不正アクセスに対するご注意を呼びかけてまいりましたが、現在も第三者によってプレイオンラインへログインされた形跡があるなど、不正アクセスの被害に遭われたと思われる皆さんからのご相談が相次いでいます。
プレイオンラインのサービスを安全にご利用になるために、以下にご紹介する予防対策の実行および導入をご検討ください。

・内容が不明なサイトにアクセスしない
・不明なサイトにあるソフトウェアのダウンロードを不用意に行わない
・Windows Updateを定期的に実行し、Windowsを常に最新の状態に保つ
※詳しくはマイクロソフト社の公式サイトをご覧ください。
・ご利用のWebブラウザーなどを定期的にアップデートして常に最新のプログラムを使用する
・弊社が使用を認めていない外部プログラムを絶対に使用しない
・ウイルス駆除ソフトやインターネットセキュリティソフトを導入し、常に最新のバージョンで使用する

ご自身の大切なデータを守るために、プレイオンラインIDおよびプレイオンラインパスワードについては、常に厳重な管理をお願いいたします。なお、弊社よりお客様のプレイオンラインIDおよびプレイオンラインパスワードが第三者に渡ったということはございません。
プレイにご利用のWindows OSやインターネット接続環境に関しても、再度、安全性をご確認ください。

活動報告と今後の施策について

はじめに、ハンター(※1)と不正な方法による釣りを行うキャラクターについてご報告します。
下図が示しているように、8月以前は不正な方法による釣りを対象とした一斉対処の後にハンターの数が急増したり、逆にハンターを対象とした一斉対処の後に不正な方法による釣りの数が急増したりする現象が目立っていましたが、現在では双方に大きな変動は見られず、対象アカウントの総数も順調に減少しつづけています。

なお、採掘など、釣り以外の行為でも、不正なプログラムを用いて特定の自動操作を続けているキャラクターが確認されていますが、これに対しては、従来よりもさらに短い間隔で対処を実施しています。
また、これまでの活動内容に加え、拡張コンテンツ「アルタナの神兵」で追加された新エリアについても調査を進め、監視を強化しています。

今後スペシャルタスクチームは、さまざまな対処の実施間隔を縮めるだけでなく、システム面においても不正行為を防ぐ対策の強化を図り、不正な方法でギルを取得するキャラクター全般のさらなる減少を目指します。
なお、スペシャルタスクチームの活動には、皆さんから寄せられる情報が大変重要となりますので、規約違反行為を確認された場合は、ページ末尾のご報告窓口より情報をご提供ください。ぜひ、ご協力をお願いいたします。

続いて、今回の集計期間、2007年10月25日から12月13日における諸問題への対応状況をご報告します。


・不正な方法による釣り
不正な方法による釣りを行うキャラクターについては、今回の集計期間、約1ヵ月半の間に、延べ3,600アカウントを対処しました。
現在では、スペシャルタスクチームへ寄せられているご報告の約半数をこの問題が占めているため、対処と監視をさらに強化していく必要があります。
不正な方法による釣りは低レベルでギルを得られる手段であるため、対処しても、すぐに新しいキャラクターで復活される傾向にあります。さらに、他の規約違反行為で対処されたハンターが、釣りで活動を再開するケースも存在することから、該当キャラクター数の減少を実感しづらい状態にあります。それでもなお、対処数が上回っているため、徐々にではありますが、該当アカウントの総数としては着実に減少しています。

・ハンター
ノートリアスモンスターを狙ったハンターに関する情報提供は、ほぼなくなりました。一方で、モンスターから入手した戦利品をNPCに大量に売却する行為を繰り返し、RMT(※2)で売却するためのギルを得るなど、ハンターの活動内容は多様化しつつあります。
このようなハンターへの対処については、すでに11月より着手しているため、来年以降はその効果が具体的に表れてくるものと考えられます。

・RMTのための合成・競売所利用(※3
RMTのために合成・競売所を利用するキャラクターについても、対処の実施間隔を縮め、結果として約1ヵ月半の間に、延べ6,470アカウントを対処しました。
この対処数には、RMTを目的として合成・競売所を直接利用しているキャラクターだけでなく、その前段階の素材収集を行っているキャラクターも含まれています。
今後も、問題の根本解決を目指し、両者に対する調査と対処を継続していく予定です。

※1:ノートリアスモンスターとの戦闘やクエストを繰り返すことで入手した多数の戦利品をギルに換金し、販売者へ提供するプレイヤー、キャラクターの総称。

※2:現実世界の金品によるゲームデータの売買。

※3:ゲーム内で大量生産したアイテムを販売することで得たギルを現実世界の金品に換金する行為。


コミュニティで注目されている問題について

現在コミュニティで注目されている諸問題について、スペシャルタスクチームによる対処の実績や施策などをご説明いたします。

○RMTにおけるギルやアイテムの購入者が、複数のアカウントを利用するなどしてRMTとは無関係であることを装い、対処を逃れているということはありませんか?
ゲーム内の行動はログ(※4)として一定期間保存されています。スペシャルタスクチームは、ログに残されているギルやアイテムの行方までたどって調査を行っているため、販売者と直接取り引きしたキャラクターにとどまらず、さらにその先でギルやアイテムを受け取ったキャラクターまで突き止めて、該当アカウントを対処しています。
複数のアカウントを利用するだけでなく、さまざまな方法を用いてRMTとは無関係であると装っているケースも見受けられますが、いかなる偽装をしても、ログ調査にもとづいた対処から逃れることはできません。

○通常では不可能な移動を続けながら採掘を行っているキャラクターを、ゼオルム火山で見かけました。
これはハンターが不正にギルを入手する目的で新たにとるようになった規約違反行為で、皆さんからのご報告により、スペシャルタスクチームも状況を詳細に把握しています。
ゼオルム火山の例に限らず、このような不正なプログラムの使用については、約1ヵ月半の間に、延べ5,420アカウントを対処しました。
採掘は、釣りと同様に低レベルで行えるため、対処しても、すぐに新たなキャラクターで復活され、同様の規約違反行為を繰り返される場合がありますが、今後は対処の実施期間をさらに短くして、随時対応していく方針です。

○"Goblin Bounty Hunter"の移動経路の修正や他エリアへの追加はいつ行われますか?
不正な方法による釣りへのシステム的な対策として導入した"Goblin Bounty Hunter"に死角がある問題については、11月のバージョンアップにて修正する予定でしたが、これまで判明していた場所に加え、新たな死角が発見された関係で、いったん延期させていただきました。現在、次回のバージョンアップにて修正できるよう作業を進めておりますので、いましばらくお待ちください。
なお、他のエリアへの"Goblin Bounty Hunter"の追加については、一般のキャラクターへの影響を考慮し、引き続き慎重に検討しています。

※4:サーバに保存されたキャラクターの行動データ。

ご報告・ご連絡について

スペシャルタスクチームでは、規約違反行為などに関する皆さんからの情報提供を常時受け付けています。ぜひご協力をお願いいたします。
ご報告窓口は『こちら』。

※ご報告いただいた内容に対して、スペシャルタスクチームからは個別のご回答を差し上げることはできません。
※不正アクセスなどのアカウントに関連する件については、弊社インフォメーションセンターまでお電話にて、もしくはサービス&サポート内に設置されている「ご契約についてのお問合せメールフォーム」にてお問い合わせください。