スペシャルタスクチームレポート (2008/01/24)

スペシャルタスクチームより最新のレポートをお届けします。
今回は、2007年12月14日から2008年1月24日にかけて実施した規約違反行為への一斉対処に関する詳細とあわせて、チームの活動状況や今後の施策をお伝えします。

規約違反行為への一斉対処の詳細は『こちら』。

不正アクセスについて

本レポートでも度々お伝えしてきたように、悪意のある第三者がインターネットを通じてプレイヤーの皆さんのプレイオンラインIDおよびプレイオンラインパスワードを盗み、不正にアクセスするという問題が多発しています。
主な原因としては、ゲームの攻略サイトやブログなどのリンクを経由した、不審なWebサイトの閲覧やファイルのダウンロードなどが考えられます。これによりコンピューターが「トロイの木馬」「キーロガー」といったプログラムに感染し、本人も気づかないうちにプレイオンラインIDやプレイオンラインパスワードが盗まれてしまいます。
一度でも不正アクセスを許してしまうと、多くの場合、これまで大切に育ててきたキャラクターを削除されてしまったり、苦労して手に入れたアイテムやギルを失ってしまったりという深刻な被害に発展します。
実際に不正アクセスの被害に遭われた方に対しては、書き換えられてしまった登録情報や失われたアイテムを元の状態に戻すなどの直接的な救済策を導入できるよう、現在検討を重ねていますが、Windows版をご利用の場合、まずは以下にご紹介する予防策を導入することが重要です。

・ウイルス駆除ソフトやインターネットセキュリティソフトを導入し、常に最新のバージョンで使用する
・内容が不明なサイトにアクセスしない
・不明なサイトにあるソフトウェアのダウンロードを不用意に行わない
・Windows Updateを定期的に実行し、Windowsを常に最新の状態に保つ
※詳しくはマイクロソフト社の公式サイトをご覧ください。
・ご利用のWebブラウザーなどを定期的にアップデートして常に最新のプログラムを使用する
・弊社が使用を認めていない外部プログラムを絶対に使用しない

ご自身の大切なデータを守るために、上記に加え、プレイオンラインIDおよびプレイオンラインパスワードのより厳重な管理や、プレイにご利用のWindows OSやインターネット接続環境における安全性の見直しを、重ねてお願いいたします。
なお、これまでに弊社よりお客様のプレイオンラインIDおよびプレイオンラインパスワードが第三者に渡ったという事実は一切ございません。

活動報告と今後の施策について

不正な方法による釣りなどの諸問題に対しては、すでに有効な対処方法が確立されています。そのためRMT(※1)を目的としている違反行為者たちは別の手段を用いて、より低レベルのキャラクターでも実行可能な新たな方法へと移行してきましたが、現在ではその数も徐々に減少しつつあります。
理由として、新たな方法ではギルを大量には稼げないこと、また、一度対処された後に新規キャラクターで復活したとしても、本格的に活動を再開する前に再び対処されてしまうこと、などが挙げられるでしょう。

スペシャルタスクチームは、皆さんから寄せられる情報に基づいて特定のキャラクターの動向を追跡し、規約違反行為が確認でき次第、適切な対処を実施しています。今後も皆さんのご協力のもとに各種活動を継続し、あらゆる違反行為者の根絶を目指します。

続いて、今回の集計期間、2007年12月14日から2008年1月24日における諸問題への対応状況を個別にご報告します。

・不正な方法による釣り
今回の集計期間、約1ヵ月の間に、延べ5,420アカウントを対処しました。
これまでにご説明してきたとおり、一度対処しても新規キャラクターで同様の行為が再び行われている例が見受けられますが、対処の実施間隔を短くしたことで対処数がこれらの新規キャラクター数を上回っています。

・ハンター(※2)
RMTを目的としてノートリアスモンスターの独占・キープ行為を行うハンターのうち、高レベルのキャラクターに関しては、度重なる対処を実施した結果、皆さんからのご報告件数も減少しています。
また、通常のモンスターから入手した戦利品をNPCに大量に売却する行為を繰り返し、RMTで売却するためのギルを得ているハンターについても、昨年の11月より実施してきた対策の成果が表れ、関連するご報告件数は減少しました。
引き続き、さまざまな方法でギルを得ようとするハンターの問題に確実に対応していけるよう、スペシャルタスクチームは関連キャラクターなどの動向を注視していきます。

・RMTのための合成・競売所の利用(※3)
これまでの調査において、最大で200以上のアカウントがひとつの組織を形成し、RMTに関与していたことが判明しました。
スペシャルタスクチームは、現在も違反行為者1人1人への対処を繰り返し、このような大規模な組織の解体を進めています。仮に一度対処した違反行為者が新規キャラクターで復活してきた場合でも、RMTに関与しているキャラクター同士の関連性まで把握しているため、迅速に対処を行うことが可能です。


※1:現実世界の金品によるゲームデータの売買。

※2:ノートリアスモンスターを含め、モンスターとの戦闘で入手した多数の戦利品をギルに換金し、販売者へ提供するプレイヤー、キャラクターの総称。

※3:ゲーム内で大量生産したアイテムを販売することで得たギルを現実世界の金品に換金する行為。

コミュニティで注目されている問題について

現在コミュニティで注目されている諸問題について、スペシャルタスクチームによる対処の実績や施策などをご説明いたします。

○南サンドリア 〔S〕においてワープしているキャラクターを見ました。
「アルタナの神兵」で導入されたクエストを攻略する目的で不正な手段を用いて移動しているキャラクターの存在は確認していますが、スペシャルタスクチームには、発見でき次第、迅速に対応できる体制が整っているため、この問題が拡大することはありません。
もちろん、「アトルガンの秘宝」以前のクエストで同様の行為を行っているキャラクターについても、随時対処を行っています。

○ゼオルム火山など、高レベルのモンスターが徘徊するエリアで低レベルのキャラクターがワープしながら採掘しています。
不正な手段を用いているキャラクターは、低レベルであっても、ゼオルム火山やムバルポロス新市街、グスゲン鉱山のようなエリアで、安全に採掘をすることができます。この問題については、以前よりご報告を受けており、その都度対処を行ってきましたが、以後も目撃情報が数多く寄せられています。
そこでスペシャルタスクチームでは、不正な方法による釣りへの対策と同様、対処の実施間隔を短くする方法をとっています。

○違反行為を行っていると思われるキャラクターについて何度もメールを送っていますが、いまだに対処されません。メールはスペシャルタスクチームの活動に活かされているのでしょうか?
皆さんから寄せられたご報告内容は、スペシャルタスクチームのスタッフが1件ずつ確認しています。その際、ご報告回数が多い問題だからといって、優先的に取り扱えるわけではありません。
ご報告いただいたすべての案件は、まずさまざまな項目に分類して集計し、新しい問題の有無などを確認します。その結果をもとに、問題の種別ごとの調査、対策、あるいは対処について具体的に検討し、必要と判断された場合はすみやかに実施していきます。
また、ある問題への対策を導入した後は、その効果を随時確認しています。仮に導入前と状況が変わっていなければ、再度調査を行い、より効果を上げるための別の対策などを検討します。

ご報告・ご連絡について

スペシャルタスクチームでは、規約違反行為などに関する皆さんからの情報提供を常時受け付けています。ぜひご協力をお願いいたします。
ご報告窓口は『こちら』。

※ご報告いただいた内容に対して、スペシャルタスクチームからは個別のご回答を差し上げることはできません。
※不正アクセスなどのアカウントに関連する件については、弊社インフォメーションセンターまでお電話にて、もしくはサービス&サポート内に設置されている「ご契約についてのお問合せメールフォーム」にてお問い合わせください。