from FINAL FANTASY XI開発チーム
バトルのシステム面の改善について (2008/02/22)

次回バージョンアップでは、バトルやシステムに関するいくつかの調整を予定しています。

バトルBGMの再生条件の変更

これまでバトルBGMは、プレイヤー自身が「攻撃」コマンドを選択してオートアタックを開始することを再生条件としていたため、魔道士がオートアタックを行わず離れて魔法を使うような戦法をとった場合などには再生されませんでした。

設計段階では、パーティメンバーの誰かが戦闘中であることやモンスターからの距離などを条件にしてBGMを切り替えることも検討していました。
しかし、少し離れた場所や入り組んだダンジョンの奥からモンスターを連れてくる場合などには、モンスターから離れた場所で待つプレイヤーにとっては予期せぬタイミングでBGMが突然切り替わることになり、違和感や抵抗感が生じるのではないかという懸念がありました。
また、BGMの読み込みがプラットフォームによっては比較的負荷の高い処理であることから、距離などを再生条件とした場合の境界付近などでBGMの切り替えが頻発すると、表示などに遅延が発生する可能性もあったため、これらの条件の個別での実装は見送りました。

次回バージョンアップではこうしたポリシーと再生条件をもう一度見直し、一定範囲内に自身もしくはパーティメンバーが交戦中のモンスターが存在する場合は、オートアタックを行っていないプレイヤーでもバトルBGMを聴けるようにする予定です。もちろん戦闘状況には様々なパターンがあり、すべてを網羅できるとは限りませんが、ほとんどの場合において、離れて戦う魔道士たちなどもパーティでの戦闘の緊迫感を共有できるようになるのではないかと思います。

モンスター名表示色の細分化

現在、アライアンスメンバーが交戦中のモンスター名と、他パーティメンバーが交戦中のモンスター名は、同一の紫色で表示されていますが、次回バージョンアップでは、アライアンスメンバーが交戦中のモンスターを判別しやすくするために、表示色を赤紫色に変更します。

マクロなどのサーバーへのバックアップ

マクロの内容やマップに記録したマーカーの情報などのユーザーファイルは、現在、ご使用の"PlayStation 2"やXbox 360、Windows PCのハードディスクにしかバックアップできませんが、次回バージョンアップによりプレイオンラインのサーバー上へのバックアップも可能になります。
これにより、普段と異なる場所でプレイする際も、使い慣れたマクロを使用することができます。