スペシャルタスクチームレポート (2008/05/27)

スペシャルタスクチームより最新のレポートをお届けします。
今回は、2008年4月24日から2008年5月27日にかけて実施した規約違反行為への一斉対処に関する詳細とあわせて、チームの活動状況や今後の施策をお伝えします。

規約違反行為者への一斉対処の詳細は『こちら』。

不正アクセスについて

2008年4月23日に、不正アクセスに対する弊社のポリシーを一新しました。

従来は、不正アクセスの被害が発生した場合、不正に奪われたアイテムを取り戻すなどの救済措置が完了するまでに時間がかかっていましたが、新たなポリシーにより、弊社に不正アクセスの被害報告が届いてから救済措置を実行するまでの時間を1週間程度にまで短縮することができました。
さらに新たなポリシーでは、所持アイテムに被害を受けた方への救済措置である「ゲームデータの復元」における適用範囲を大幅に拡大しました。以前のポリシーでは対象にならなかったアイテムもありましたが、現在では不正アクセスを受ける前のゲームデータに戻す方法をとっているため、キャラクターが所持していたアイテムについても、その時点の状態に復元することが可能です。
このように、ポリシーの変更によって、現在では不正アクセスに関するお問い合わせのほとんどに、迅速に対応できるようになりました。

もしも、以前に不正アクセスの被害に遭い、アイテムやギルを失ったことが原因でプレイを中断されている方がいらっしゃいましたら、「不正アクセス対策ページ」をご確認の上、弊社インフォメーションセンターへご相談ください。

不正アクセス対策ページは『こちら』。

活動報告と今後の施策について

まず、規約違反行為者のアカウント対処状況、およびギルの凍結状況についてご報告します。4月の集計期間は3月と比べて短いため、対処数、凍結ギルの総額ともに減少していますが、対処そのものは通常どおり実施しているため、1週間あたりの対処数は維持されています。なお、5月以降はこれまでよりもさらに短い間隔で対処を実施しています。

RMT(※1)を目的とした規約違反行為者たちは、これまでの対処および対策により、すでに従来の方法では効率よくギルを稼ぐことができなくなっていますが、スペシャルタスクチームは今後も適切な対処を継続しつつ、これらの規約違反行為者の動向を注視し、さまざまな問題に速やかに対応していきます。


続いて、今回の集計期間、2008年4月24日から2008年5月27日における諸問題への対応状況を個別にご報告します。

・不正な方法による釣り
かねてからお伝えしているように、不正な方法で釣りを行っている規約違反行為者は、対処されてもすぐに新しいアカウントを手に入れてキャラクターを作成し、同様の行為を繰り返す傾向にあります。これに加えて、当該キャラクターが長時間同じ場所でこの行為を繰り返していることから、プレイヤーの皆さんから情報をご提供いただいている規約違反行為としては、今なお最も高い割合を占めています。
海蛇の岩窟の規約違反行為者に関するご報告はほとんど寄せられなくなりましたが、最近ではテリガン岬、バルクルム砂丘、ブブリム半島などの一部エリアで、通常では移動できない場所に立ち入って釣りを続けているキャラクターの目撃情報が増えています。スペシャルタスクチームは、当該アカウントに対して、より短い間隔で対処を実施していますが、これに加え、本来移動できない場所での釣り自体を行えなくする対策の導入についても開発チームと検討を進めています。

・ハンター(※2)
現在、不正な方法による釣りの次に多いご報告がハンターです。スペシャルタスクチームのこれまでの活動により、RMTを目的として活動しているハンターたちが不正な方法を用いてノートリアスモンスターを独占しているというご報告は少なくなりました。ところがその一方で、通常のモンスターとの戦闘を繰り返し、そこで得た戦利品やギルを利用したRMT行為が行われているというご報告が増えてきました。
そこでスペシャルタスクチームは、皆さんからいただいた情報にもとづいて、対象キャラクターが戦闘で入手したアイテムやギルの流れを追い、RMTに関与している事実を確認でき次第対処しています。

・不正な方法によるキャラクターの移動(※3)
不正な方法を用いてキャラクターを移動させながら特定のクエストを繰り返している規約違反行為者についてのご報告も、数多く寄せられています。スペシャルタスクチームでは開発チームと連携し、不正にギルを稼ぐために悪用されている一部のクエストについて、オファーを受けるための条件を厳しくするなどの対策を導入できるよう作業を進めています。また現在では、不正な方法による釣りと同様に、不正な方法によってキャラクターを移動している規約違反行為者に対しても、より短い間隔で対処を実施しています。

※1:現実世界の金品によるゲームデータの売買。

※2:ノートリアスモンスターを含め、モンスターとの戦闘で入手した多数の戦利品をギルに換金し、販売者へ提供するプレイヤー、キャラクターの総称。

※3:不正な方法を用いてキャラクターを移動させる行為。

コミュニティで注目されている問題について

現在コミュニティで注目されている諸問題について、スペシャルタスクチームによる対処の実績や施策などをご説明いたします。

○4月中旬のメンテナンスで「花と修羅」をはじめとする一部のクエストに対して、規約違反行為への対策が導入されたそうですが、具体的に何が行われていたのでしょうか?
不正な方法によるキャラクターの移動を繰り返しながら、これらのクエストをコンプリートするために必要なアイテムを入手し、その度にNPCに売却してギルを得る、という規約違反行為が行われていました。そのため緊急メンテナンスを実施し、当該アイテムをNPCに売却できないように修正しました。
このような問題を早期に発見し、円滑に調査を進め、規約違反行為を阻止するためには、皆さんからのご報告が極めて重要です。万が一、何か問題を確認された場合は、本レポートの最後にご紹介しているメールフォームから情報をご提供くださいますよう、引き続きご協力をお願いいたします。

○不正アクセスの被害に遭ったアカウントが、懲戒処分を受けていたという例もあるようですが、どういった理由で対処されているのでしょうか?
不正アクセスを受けているアカウントのキャラクターは、ギルやアイテムを奪われるだけでなく、ハンターとして利用されてしまう場合があります。そのため、本来の所有者の知らないところで規約違反行為に関わることになり、その結果、スペシャルタスクチームやGMチームによって対処されるという状況が発生します。
当然ながら、アカウントが不正アクセスの被害に遭っていたことが確認できれば、その間に受けた懲戒処分の履歴は削除されますが、大切なのは、徹底した自衛手段を講じて不正アクセスの被害を未然に防ぐことです。ぜひ、本レポートの冒頭にてご紹介している「不正アクセス対策ページ」にて具体的な自衛手段についてご確認の上、必要な対策の導入をお願いいたします。

○長期間レベル上げのみを続けている不審な集団を見かけますが、なぜ対処しないのでしょうか?
クエストやミッションなどを一切進行せず、長期間にわたってレベルを上げているだけの不審な集団がいるとのご報告が寄せられています。スペシャルタスクチームもこれらの集団の状況を注視していますが、以前のレポートでもご説明したように、レベルを上げる行為自体は規約違反行為ではないため、現在のところ対処を実施することはできません。
しかし、これらの集団が、今後、具体的な規約違反行為に関わることになれば、当然対処されることとなります。

○RMTを目的として活動していると思われるキャラクターが競売所でアイテムの価格を操作していますが、なぜ対処しないのでしょうか?
現時点で、そのキャラクターがRMTに関与したという事実が確認されていないためです。先にご説明した不審な集団によるレベル上げと同様に、競売所においてアイテムの価格操作を試みる行為自体は規約違反行為には該当せず、それだけで対処されることはありませんが、規約違反行為への関与が判明した場合は必ず適切に対処されますので、ご安心ください。

ご報告・ご連絡について

スペシャルタスクチームでは、規約違反行為などに関する皆さんからの情報提供を常時受け付けています。ぜひご協力をお願いいたします。
ご報告窓口は『こちら』。

※ご報告いただいた内容に対して、スペシャルタスクチームからは個別のご回答を差し上げることはできません。

※不正アクセスなどのアカウントに関連する件については、弊社インフォメーションセンターまでお電話にてお問い合わせください。
なお、プレイオンラインIDを複数所持されている方は、インフォメーションセンターの営業時間外に不正アクセスの被害にお気づきになった場合でも、被害を受けていないプレイオンラインIDでゲームにログインし、GM(ゲームマスター)コールにてご連絡ください。GM側で、当該アカウントを一時的に利用できない状態にいたします。
ただし、GMはプレイオンラインパスワードの変更手続きなどをお受けすることはできませんので、別途インフォメーションセンターへご連絡いただく必要がございます。