モグロッカーについて(2006/04/05)

傭兵派遣会社「サラヒム・センチネル」自慢の福利厚生のひとつである、私物ロッカーのこと。

社員(傭兵)は会社の用意したロッカーに無料でアイテムを預けることができ、しかも専属モーグリが責任をもって個別管理してくれる、まさに至れり尽くせりの制度である。さらに、追加料金を払えば、エクストラロッカーを借りることもできるようだ。

ただし、このロッカー、破格の低料金(ナジャ社長談)とはいうものの、一度でも利用すると、一定の期間毎に定額賃料を請求される上、支払いを怠ると、預けたアイテムを差し押さえられてしまうため、注意が必要だ。なにかと荷物のかさむ冒険者には便利な制度だが、「社の金庫から生まれた金は、金庫に返させる」と公言してはばからない社長の経営哲学を如実に反映した制度、とも云えるだろう。

Illustration by Mitsuhiro Arita