夢を迷いで終わらせない企業
メイズモンガー社営業所、ジュノにオープン! (2008/11/14)

本日は、ジュノのビジネス街に、イノベーションなアイディアで旋風を巻き起こさんとする
ベンチャー企業の雄『メイズモンガー社』社長ゴルダグリック氏を
オープン間近で大わらわの営業所にて直撃。話題の注文迷宮について伺いました。

―あの、はじめまして……

「なんだ、じっと見つめて?
そんなにモブリンの経営者が珍しいか?
まあ、まずはそこにかけろ。
吾輩こそが黄金の手ゴルダグリック。
注文迷宮のパイオニア
『メイズモンガー社』の社長であーる」

―ずばり、その注文迷宮とは何でしょう?

「ずいぶんと単刀直入だな、オマエ。
我が社は、オーダーメイドで
お客さま専用のプライベート迷宮を
請け負っている建築会社なのだ」

―迷宮と聞いただけで、なんだか難しそうですが……?

「グフフ……心配無用!
注文方法は、とーってもイージー。
お客さまは、この『メイズタビュラ』という
モバイル設計図を使って、頭にある注文迷宮を
ソックリ吾輩に伝えるだけでオッケーなのだからな」

―あの、大公国の厳しい建築基準法は
クリアできたのでしょうか?


「おい、待て?
地下を掘るのだぞ。しかも、海底だ。
いったい、誰さまに遠慮することがある?
お客さまはただ注文し、あとはユックリ待つだけ。
我が社のベテラン迷宮職人が
腕によりかけて、立派な迷宮を
ソックリ建設しちまうって寸法だ。
引き渡した後、お客さまが迷宮をどう使おうが
我が社の預かるところではないしな……グシシ」

―大工事の割に工期が
すごく短いのが、少々気がかりですが……?


「ムバルポロスの拡張工事を請け負うこと、数百年。
信頼と実績を誇る、我が社であるからして
構造計算はキッカリ。アフターケアもバッチリ。
安心して、思う存分
お客さまの、お客さまによる、お客さまのための
迷宮にこもって、ジックリと楽しんでもらいたい」

―でも、趣味にしては高くつくような?

「そうくると思ったぞ!
……チャトナチョックくん!
この不勉強な記者クンに
プライベート迷宮のススメ3ヶ条を!」

「イエス、ボス」

「1.てごわい迷宮。シッカリ自己鍛錬」
「2.たのしい迷宮。ガッポリ入場料」
「3.おいしい迷宮。ドッサリ景品……でございます」

―な、なるほど。趣味と実益を兼ねる、と。

「ズバリ、そのとおり!
いかがですか? これを読んでいるお客さま!
お客さまも我が社で、夢の迷宮を掘ってみませんか?
今なら、キャンペーン期間……(中略)……
と、大変お得でございます!」

―あ、ありがとうございました。

Illustration : Mitsuhiro Arita

さあ、ご興味を持たれた方は
ジュノ下層市場橋クラリッサ通りチョコボ厩舎内まで
オープン後すぐに、レッツ・ゴーだ!

取材:Finleen