数多の物語に彩られし世界、ヴァナ・ディール……。
しかし、決して知られることのない、一篇の真実があった。
長き戦いの果てに、ついにその結末が語られる!
『だから信じて、白き未来を……。アータの歩むことになる、もう1つの世界を!』
グロウベルグを訪れた冒険者は、なにやら慌てた様子のケット・シーからある「頼みごと」を託されるが……?
『かたや、未来に楯突く、お前たち…… かたや、女神に牙剥く、俺たち……
どちらの人の子も、罪深き存在には変わりはねえだろうよ。』
冒険者を待ち受ける冥護四衆。
彼らもまた、譲れぬものを背負い、盤の上に立つのだった……。
『女神をも御し、この世界のすべてを統べる…… 最初の、主となるのよ……!』
さかしまの時の城、ウォークオブエコーズ。
その地で分かたれた二つの意思が、今ふたたび交錯する。
互いの未来を賭けた最後の戦いが、幕を開ける……!
ふたつの未来が出会ったひとつの過去。
そこで語られたるは、戦渦を生きる人々の想いと、女神の願い。
譲ることのできぬそれぞれの正義に、流れた血と涙は歴史を刻んだ。
そして、ついに決着の時が訪れる。
そのとき、世界を背負う神兵は……。