from FINAL FANTASY XI開発チーム
ビシージの追加・調整について(2006/07/10)

拡張データディスク「アトルガンの秘宝」で導入したビシージは、開発チームで想定していたよりもはるかに多くのプレイヤーが毎回集まるほどの人気となっています。

このためほとんどのワールドでプレイヤー側が常勝し続けているように、人数の多さで防衛戦を押し切ってしまい、戦略性をあまり必要としていない状況になっています。この防衛戦については、これまで数度に渡る調整を加えた結果、白熱した場面も見られるようになってきました。しかし、もっと戦略性を要するようなビシージを求める声がプレイヤーの皆様から多く届いています。
そこで次回バージョンアップでは、戦略性の強化に焦点をあてた以下の追加や調整を行ないます。

新たなノートリアスモンスターの配備

ただ人数が多いだけでは倒すことができない新たなノートリアスモンスターが蛮族軍に配備されるなど、より強力な蛮族軍がアルザビに攻め入るようになります。

蛮族拠点への攻撃の重要性

蛮族拠点への攻撃が蛮族軍に大きな影響を与えるようになり、アルザビの防衛戦においても蛮族部隊の編成が大きく変化するようになります。
これにより蛮族軍に対抗する手段として、あらかじめ蛮族拠点に乗り込んで相手の戦力を削るなどの戦略が重要になります。

また、ビシージの人気に伴う極端な混雑のため、表示上限を超えたクライアント側の処理負荷により、スムーズに遊びにくい状況であることも認識しております。
根本的には表示される可能性のあるプレイヤーを数十人程度まで制限することでしかその負荷を軽減することは不可能であるため、現状の毎回700人前後というプレイヤーの集中度を考えると、少々の分散程度では事態の改善にはなりそうにありません。
ただ、ビシージの「レベル差に関係なく何百人にも及ぶプレイヤーが一同に参加できる」という遊びはこれまでになかった要素であり、これほどまでに皆さんに遊ばれている理由のひとつであると思われます。
この新たな楽しみをクライアントの処理が重いことを理由に制限したり、一切なくしてしまうというようなことは現状では考えてはいません。遊びの性質上根本的な解決策はありませんが、少しでも快適に参加できるよう、今後もできる範囲での調整は続けてまいります。
また、一部のハードウェアではメモリ不足を起因とする強制終了などの現象も確認されており、これらへの対策も次回バージョンアップで行ってまいります。