from FINAL FANTASY XI開発チーム
ジョブ調整について その2 (2006/10/02)

次回バージョンアップでは、いくつかのジョブについて調整を行います。
先にお伝えした侍に続き今回は、主に狩人やコルセアなどに関わる「遠隔攻撃」、さらに暗黒騎士、竜騎士について、変更点の詳細と開発側の意図を皆さんにお伝えしたいと思います。


遠隔攻撃の調整方針について

以前、狩人などの遠隔攻撃を主体とするジョブについて、よりテクニカルなジョブになるよう、遠隔攻撃のダメージと命中率を敵との距離に応じて補正する仕様を導入しましたが、次回バージョンアップでは、この補正の計算方法を変更します。

【補正方法の変更について】
現在の補正方法では、装備品や食事の効果を加味して計算されたダメージと命中率から、敵との距離に応じた「割合(%)」を差し引いて最終的なダメージと命中率を決定していますが、変更後は、計算の過程で距離に応じた固定の「数値」を差し引いて補正を行い、その上で最終的な命中率とダメージを決定するようになります。

「数値」で補正することにより、装備品や食事などの効果が大きく損なわれることはなくなるため、たとえば肉料理やスシを使用した場合なども、その効果が現れやすくなり、かつ、高いパフォーマンスを維持できる距離が広がります。

【長弓・クロスボウを対象とした調整について】
長弓やクロスボウによる遠隔攻撃では、敵との間に一定以上の距離を確保することが重要ですが、次回バージョンアップでは、適正と認識される距離にある程度の幅をもたせ、かつ、距離による補正を緩和します。


暗黒騎士の調整方針について

7月のバージョンアップで追加した新魔法「アブゾタック」について、タイミングを考慮して使用することが重要になるような調整を行います。

【TP吸収量の調整について】
現在は、敵のTPが多くても少なくても「アブゾタック」使用時のTP吸収量にあまり差は出ませんが、次回バージョンアップでは、敵のTPに応じた量を吸収するように調整します。
敵のTPが多く蓄積されているタイミングを見極めれば、現在と同量のTPを吸収することも可能です。


竜騎士の調整方針について

ジャンプ系のジョブアビリティなどを見直すほか、「エンパシー」で竜騎士自身にかかっているストンスキンの効果を飛竜に付与できるようにする調整なども行います。

【ジョブアビリティ「竜剣」について】
「竜剣」を使用した際に、以下のジョブアビリティの使用間隔がクリアされるように変更します。
ジャンプ/ハイジャンプ/スーパージャンプ

【ジョブアビリティ「スーパージャンプ」について】
「スーパージャンプ」の使用間隔を5分から3分に変更します。
これに伴い、メリットポイントのグループ1「スーパージャンプ使用間隔」の短縮時間を、10秒から6秒に変更する予定です。

【ジョブ特性「エンパシー」について】
「エンパシー」を習得している状態で、ジョブアビリティ「スピリットリンク」を使用して飛竜に付与できる効果に、新たにストンスキンを追加します。

今回は遠隔攻撃、暗黒騎士、竜騎士の調整方針や変更点についてご説明しましたが、次回バージョンアップにて調整を予定している召喚士についても、本トピックスで近日中にお伝えします。楽しみにお待ちください。