神聖アドゥリン都市同盟 (2013/02/20)

中の国やアトルガン皇国と同じように、
新たな冒険の舞台となるアドゥリンにも歴史が存在しています。

アドゥリンが都市同盟を結成することになったのはなぜ?
そもそもアドゥリンとはどんなところなのか?

未踏の地アドゥリンの概要を、少しだけご紹介致しましょう。


歴史的展開

アドゥリン諸島に設立された政治連盟。

いまより約二百年前──。
権力者たちが開拓力で競っていた「大遠征」の時代は、
とある事件を境に、その幕を閉じた。

開拓計画に関連する事案はすべて凍結、アドゥリン島と東ウルブカの境界には
巨大な壁「ジョリウスの門」が築かれ、残された僅かな領地に国民たちはしがみつくことになる。

数百年続いた大遠征時代の傷はそれほどに深く、
長きに渡る東ウルブカの開拓に、膨大な人、資金を注いだことで、
強大であったかつての栄光は見る影もなかった。

この事態を重く見たアドゥリン王家と十一の名家は、
協議の結果、長く続いた王政を廃止し、「神聖アドゥリン都市同盟」を結成する。

衰退した国力の回復と周辺諸国への牽制を視野に入れた軍事的な目的の同盟ではあったが、
この選択は正しく作用し、海上貿易都市として大きく発展することになった。

近年、アドゥリン家当主ユグナス・S・アドゥリン(Ygnas S Adoulin)によって
表明されたウルブカ開拓宣言により、同盟の実権を握る十二名家は賛成派と反対派に分裂。
同盟内の権力者同士の関係に亀裂が生じつつあるようだ。


Illustration : Mitsuhiro Arita

成り立ち

古代、アドゥリン島、及び周辺諸島は「ヴェルク族」と呼ばれる獣人が支配していた。
これを「初代王」と呼ばれ、現代でも称え伝えられる「英雄オーグスト」らが撃退し、
残党勢力を東ウルブカの遥か西へと追いやり、現在のアドゥリン城と城下町の礎を作ったと云われている。
また、初代王オーグストと共に活躍した十一人の勇者が、現在の十二名家の始祖(またはルーツ)である。

政治・行政

議会統治制。元首はユグナス・S・アドゥリン(Ygnas S Adoulin)だが、最高意志決定は評議会にて下されるため、儀礼上の存在となる。

[役職] 総務大臣
ユグナス・S・アドゥリン (Ygnas S Adoulin)
同盟主・外交担当 [家系]アドゥリン家/燕騎士 ※開拓推進派
[役職] 財務大臣
メルヴィアン・ドゥ・マルクロワ(Melvien de Malecroix)
国庫・収支担当 [家系]ウォルタリス家/葉騎士 ※開拓推進派
[役職] 法務大臣
イルドベール(Hildebert)
司法・裁判担当 [家系]ウェーザースプーン家/蝶騎士 ※開拓反対派
[役職] 民務大臣
スヴェンヤ(Svenja)
民生・医療担当 [家系]ジャニストン家/露騎士 ※開拓反対派
[役職] 文務大臣
イキ・アスカモット(Ikhi Askamot)
学業・歴史担当 [家系]レナイェ家/草騎士 ※開拓反対派
[役職] 商務大臣
チェイロマチェイロ(Chero-Machero)
商業・経済担当 [家系]ゴーニー家/蛇騎士 ※開拓推進派
[役職] スカウト・マイスター
マルグレート(Margret)
調査・研究担当 [家系]ハーバートン家/烏騎士 ※開拓推進派
[役職] パイオニア・マイスター
レイ・ランガヴォ(Lhe Lhangavo)
開拓・農水担当 [家系]カリエイ家/猿騎士 ※開拓推進派
[役職] ピースキーパー・マイスター
グラッツィグ(Gratzigg)
警備・防衛担当 [家系]ヴォーケイン家/根騎士 ※開拓反対派
[役職] マッマーズ・マイスター
フラヴィリア(Flaviria)
娯楽・諜報担当 [家系]テュランドー家/蛟騎士 ※開拓推進派
[役職] クーリエ・マイスター
レジナルド(Reginald)
運輸・検閲担当 [家系]シュネデック家/鼠騎士 ※開拓推進派
[役職] インベンター・マイスター
アムチュチュ(Amchuchu)
産業・技術担当 [家系]オーヴェイル家/蜘騎士 ※開拓推進派

民族構成(冒険者を除く)

ヒューム諸族:35%
ミスラ諸族:25%
エルヴァーン諸族:15%
エルヴァーン系サンドリア人:10%
ガルカ系ウシャラド族:10%
その他:5%

言語

共通語

主な宗教

アイメルト派(アルタナ信仰)
サンドリア国教会派(アルタナ信仰)
諸島系アニマティズム
語り部崇拝
タブナジア派(アルタナ信仰)

主な史跡・建造物

アドゥリン城
エクソシスト・プライオリー
シルバー・ナイフ(会員制オークションハウス)
セレニア図書館
シャニラの泉
ジョリウスの門
太陽の広場
女神像
モグガーデン