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銃声の止んだ戦場、あるいは傷ついたヴァンツァーが続々と帰還する駐屯地で、家族や大義のために戦った兵士たちは何を思うのだろうか?
ガーッハッハ!また勝利か!
ところで今のO.C.U.02は俺の隊を抜けて亡命した愚か者ではなかったか?
なかなか動きは良くなっているがまだまだ未熟だのぉ。まぁ良い、今回は目を瞑っといてやろう。
そんなことより今日の飯が問題だな!
おい!お前!すぐにスシアタックに予約を入れろ!今日は俺が奢ってやる!宴会までに腹を空かしておけよ!今晩は楽しくなりそうだな!
ガーッハッハッハ!
――U.S.N.海兵隊所属小隊長 |
――Zion |
――Mituwo.Aida |
――Pi.Yo |
――老いたりし少尉 |
今まで見ているだけだったこの「兵士たちの声」に自分もコメントを載せるときがついに来ました…!
まだまだヒヨッコですが、早く他の人たちのように占領区や激戦区に出撃できるように頑張りたいです。
――Satoshi・Morita |
――ZERIA |
――O.C.U.軍女性教官 |
――戦場を駆け巡る兵士 |
――PanyaPanya |
O.C.U.陣営が善戦するも、U.S.N.陣営が破竹の勢いで連勝記録を更新したフェイズ05。
今回の戦局がどのように推移していったのかを、戦局図で振り返ってみよう。
12月5日〜12月10日
[12月5日 23時00分]
開戦早々、速攻をかけたU.S.N.は初日にして激戦区エリア10『フリーダム市:経済地区』セクター32「フリーダム北西部」を奪取することに成功。
これをきっかけにさらに勢いづいたU.S.N.は、エリア10セクター33「フリーダム南西部」へ圧力をかけはじめ、そのまま一気にフリーダム市3セクターの制圧を試みる。しかし、O.C.U.のレーダー圏内にあるこれらのセクターの守備は堅く、その後数週間にわたり一進一退の攻防が展開されることになった。
[12月10日 6時00分]
フリーダム市の膠着状態が続く一方で、12月10日、U.S.N.は次なる一手を打つ。前フェイズ終了後Deadlock状態となっていた敵側の要衝、エリア10セクター02の「要塞」に狙いを定め、奇襲。これを見事に制圧し、北側補給路に沿った進撃を有利に展開する礎を築いたのである。
12月17日〜12月25日
[12月17日 18時00分]
1週間後の12月17日、ついにフリーダム市と周辺セクターの戦況が動く。U.S.N.が粘り強い攻撃でO.C.U.の守備網を突破し、エリア10セクター33「フリーダム南西部」を陥落させたのだ。
これ以後停戦までの間、U.S.N.が同セクターを制圧し続けることになった。
[12月25日 4時00分]
O.C.U.は必死の抵抗を続け、一時はU.S.N.の侵攻速度を鈍らせたかのように見えた。
だが12月25日、勢いで上回るU.S.N.が北側補給路を完全制圧。すなわち、12月10日の奇襲で獲得したエリア10セクター02の「要塞」へと通じる生命線を確保したのだ。これによりU.S.N.は、同セクターへの支配力をいっそう強めることとなった。
1月3日〜2月1日
[1月3日 22時00分]
その後O.C.U.は善戦するも、とうとう本拠地マルタフ市のある激戦区エリア06『ロクスタ砂漠』への侵入をU.S.N.に許してしまう。
手始めにエリア10の西端に位置するセクター01を押さえたU.S.N.は、続いてエリア06セクター64の「アンブラ市」に侵攻する。U.S.N.は同市制圧後もその手を緩めることなく、エリア10セクター04「オークヒルズ市」で待ち受けるO.C.U.軍を撃破し、さらに前進。各都市に続く補給路までをも押さえ、その優勢はもはや揺るぎないものとなった。
[2月1日 12時00分]
そのような状況においても、O.C.U.の兵士たちは誇りをかけて奮闘し、意地を見せた。全力で抵抗を試みた彼らはU.S.N.の精鋭部隊を撃破し、エリア10セクター04「オークヒルズ市」の奪還に成功したのである。
しかし、直後に停戦が宣言され、終始攻勢を保ち続けたU.S.N.の勝利が確定した。
なお、O.C.U.、U.S.N.両陣営の獲得ポイントは、次のとおりであった。
U.S.N. 40ポイント
O.C.U. 26ポイント
この結果を受け、パペール社製のヴァンツァー(※)がU.S.N.諸国にて販売される動きも見られ、注目を集めている。
記者:Frederick Lancaster |
補足:パペール社製 Paw0 Parant/Paw1 Pare シリーズ
Pawシリーズを開発したパペール社は、O.C.U.フィリピンを拠点に事業展開するソンクラー重工の子会社で、射出兵器や砲弾を中心に市場で高いシェアを誇る兵器メーカーである。
Pawシリーズは、パペール社が兵器開発で培ってきたノウハウを注ぎ込んで開発された機体で、もともとは自社兵器の試射用として設計されていたためか、技術の多くを命中精度の向上に費やしている。この汎用性を切り捨てた設計思想は、他社からも高く評価されている。
なお、パペール社は、この機体の実戦運用で得られたさまざまなデータを元に、将来ヴァンツァーの開発事業に本格参入するのではないかと見られており、踏破性能、耐久力を向上させた次期機体の研究を進めているとも噂されている。