兵士たちの声
銃声の止んだ戦場、あるいは傷ついたヴァンツァーが続々と帰還する駐屯地で、家族や大義のために戦った兵士たちは何を思うのだろうか?
[O.C.U.]
いくら壊して帰ってきても、きっちり整備して送り出してやる。そんな腕のいい整備兵が居たからこそ、今回の勝利はつかめたんだぜ。前線のやつらによく言っといてくれい。なに?前から整備してただろうって? …ば、ばっきゃろう、今回はその、ことさら気合入れて整備したんだよ!

素直にうれしいですね、今回の勝利。いま考えれば、ヴァンツァーの性能に大差はなく、同じ人間が動かしている。なのに、どうしてこれほど勝利を攫むことができなかったのか不思議でなりませんよ。今回の勝利を皮切りに、O.C.U.の時代がやってくるでしょうね。勝ち方を知った我々に、もう敗北はありません!

一年ぶりの勝利、長かったわぁ。
せやけどほんと何で一年も勝てんかったんやろ。
不思議やわ。
ん、なんでO.C.U.にいるのかって。
そんな細かいことは気にせんとって。

長かったわ、、、
ひさしぶりの勝利。
新兵達に鬼教官と呼ばれた日々も無駄ではなかったわ。
このままの勢いでU.S.N.を押し返すのよっ!
さあ、ヒヨッ子共休んでるヒマはないわよ!
完全装備での行軍訓練行くわよ!!

あ、すみませんどなたですか?
フレデリックさん?あの、記者で有名な?
こんな地まで来るなんて仕事熱心ですね
向こうに見えるのがなんだかわかりますか?
つい先日あった戦闘に出ていた部隊の成れの果てです。
彼らも奮闘したのでしょう。ほとんどのパーツが残らず焼け焦げています。自国が勝ったとはいえ代わりの犠牲は多くいる・・悲しい事です。
もうそろそろ私は失礼しますね。
縁があればまたどこかの戦地でお会いましょう。
[U.S.N.]
待たせてすまない、出迎え御苦労。
…すまんな、肝心な時に役に立てなくて。
戦闘開始早々病院送りにされて、ざまあなかった。
お前たちは最後まで最前線に立っていたんだ、胸を張っていい。
頭を切り替えるんだ。
でないと、また寝首をかかれるぞ。
…なぁに、次はこうはいかない。
浮かれていた私たちにいい薬を付けてくれた借り、しっかりと返してやらんとな。
さ、行こうか。

お〜、ついに新しいGRを買うことができたぞ〜って、これ前にも買ったものだった〜〜〜!!
しかもお金がもう・・・・・。
(停戦アナウンス)
え、負けちゃったの?
おーん。
次こそは・・・・友が駆けつけてくれば・・・・・。

負けてしまったか・・・。
しかし、停戦直前まで諦めず、みんなよく戦ってくれた!
ビエンヌ市からの巻き返し、見事だった。
この戦争は一つの部隊が活躍して勝てるものではない。SQの枠を超えて、皆で力を合わせていこう!!

私の立案したミッションはほとんどあの精鋭部隊に潰されたんだ。お陰で降格してしまったが、まだ私の軍人生命は終わったわけではないぞ。今度はヴァンツァーパイロットとして出撃し、この手で奴らに弾丸を叩きこんでやる!

おいおい、アリーナの準備なんかしてる場合じゃねえな、こりゃ。敵さん本気になりやがった!おい整備兵、ナックルはずせ!ショットガン2丁に換装だ。予備弾薬もケチるなよ!
激戦区の戦況
前フェイズ中盤では怒涛の快進撃を見せたO.C.U.。U.S.N.撃破の手ごたえを確かにつかんだ彼らは、今フェイズで勝利を成し遂げることができたのか──?
フェイズ07の戦局を戦局図とともに振り返ってみよう。
【4月1日〜4月31日】
[4月17日 3時00分]

O.C.U.は、激戦区エリア10『フリーダム市:経済地区』中央の市街地で押し合いを続ける本隊の戦況をみつつ、別働隊で北側補給路の制圧を進めていた。
その士気の高さによってか、O.C.U.は主戦力を二分しているにもかかわらず、U.S.N.と互角以上の戦いを繰り広げた。
[4月21日 1時00分]

U.S.N.はこれを迎え撃つも、変わらぬ勢いで猛攻を続けるO.C.U.に押され、やがては後退を余儀なくされる。
その結果、ついにO.C.U.本隊がフリーダム市全域を制圧。さらに北側補給路の別働隊は、U.S.N.本拠地である激戦区エリア14『ペセタ前哨地域』を目指して東進した。
【5月1日〜6月1日】
[5月1日 1時00分]

そして迎えた5月、O.C.U.別働隊は『フリーダム市:経済地区』の東端に位置するセクター64「グレインビル市」の制圧に成功。
その間も、本隊を激戦区エリア14『ペセタ前哨地域』に延びる東側補給路へと進め、U.S.N.にじわじわと圧力をかけ続けた。
[5月24日 10時00分]

O.C.U.の粘り強い攻撃に苦しめられ、とうとう『ペセタ前哨地域』への侵入を許してしまったU.S.N.は、エリア内の補給路を絶たれたことが原因で、これに隣接するセクター68「ホワイトリバー市」をも奪われてしまう。
[6月1日 12時00分]

その後、U.S.N.は必死の抵抗を試み、セクター64「グレインビル市」、セクター68「ホワイトリバー市」の奪還に成功。さらに勝敗の分け目であるフリーダム市街地まで戦線を押し戻そうと奮戦したが、それが叶わぬまま停戦を迎えた。
こうしてフェイズ07では、その実力を十二分に発揮したO.C.U.が序盤より一方的に攻め立て、強敵U.S.N.を見事打ち破った。まさに、悲願の勝利である。
補足:ドミトーリ公社製 Vyzovシリーズ
ドミトーリ公社で製作された試作モデル。
従来のヴァンツァーとは異なる直線的な装甲形状を特徴としている。エンジンの分散配置や新型アクチュエーターの採用により、フロスト級のボディサイズでありながら、より優れた耐久力と積載能力を実現。同系統の機体バリエーションはいくつか確認されているが、その中でVyzovは性能バランスを重視した汎用機体として位置付けられていることが窺える。
詳細な情報が公開されていないため、どのような運用を目的として設計された機体なのか、今のところ定かではない。しかし、ドミトーリ公社が紛争勃発時からヴァンツァー同士の戦闘を想定した対電子装備の開発に余念がないことから、アナリストたちはVyzovを、対電子戦まで視野に入れた次世代ヴァンツァーの先駆モデルと見ている。
また、今回のO.C.U.陣営への供給開始も、ヴァンツァー同士の戦闘がもっとも激しいハフマン紛争を利用したテスト運用のためではないかとの見方もある。この機体供給については、O.C.U.、U.S.N.両陣営に販売ルートを持つサカタインダストリィ社が行っている点も興味深い。
ハフマン紛争が兵器見本会場となっているという揶揄は、あながち的はずれではないのかもしれない。