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銃声の止んだ戦場、あるいは傷ついたヴァンツァーが続々と帰還する駐屯地で、家族や大義のために戦った兵士たちは何を思うのだろうか?
またU.S.N.の勝利か。
O.C.U.諸君。
なまっちょろいミサイルやライフルなど使っているから、いつまで経っても勝てないのだよっ
ふははははははははははっ
――Green.Zebra |
――Mwu |
――Ernst.Jaeger |
――マイサウンドリーダー |
――女性士官 |
――ベテラン軍曹 |
負けか、、、まぁ僕はそこに戦場がある限り戦い続けるまでですけど。
最後のフェイズがどんなものになるか期待してます。
――ダイスターグ卿 |
――B.B |
――新米の格闘機乗り |
――占領区の主 |
――チョコバーマークのSQリーダー |
フェイズ11にてO.C.U.の猛反撃を凌ぎ、見事3連勝を果たしたU.S.N.。通算でリードしているU.S.N.がさらなる勝利を収め、王手をかけるのか? それともO.C.U.が意地を見せるのか――? 関係諸国の注目を集めたフェイズ12を、今回も戦局図とともに振り返ってみよう。
【2月18日〜2月22日】
[2月22日8時00分]
攻撃の口火を切ったのはU.S.N.だった。
フェイズ開始から3日目の2月20日、同軍は激戦区エリア10『フリーダム市:経済地区』のセクター32「フリーダム北西部」を制圧。立て続けにセクター33「フリーダム南西部」をも手中に収め、攻撃開始からわずか1日という電撃的な速さでフリーダム市全域を制圧した。
その頃、南側補給路上では次なる展開に備えてO.C.U.が防衛網を展開していた。ところが、これを予測していたU.S.N.はセクター26「補給路」を避け、サカタインダストリィ本社のあるセクター25を通過する最短ルートを選んでセクター04「オークヒルズ市」への進軍を開始。
予想外の作戦に虚を突かれたO.C.U.は、一時は態勢を崩しながらも、すぐさま立て直し、敵部隊の迎撃にあたった。
【2月23日〜2月26日】
[2月26日12時00分]
戦況から、北側補給路への別働隊派遣を見送ったO.C.U.は、「オークヒルズ市」を背に主力部隊を布陣し、敵部隊の侵入を全力で阻止。やがてU.S.N.の勢いに陰りが見えてきた頃、それまで機会をうかがっていたO.C.U.は一気に攻勢に転じる。
これが功を奏し、同軍は2月24日にセクター33「フリーダム南西部」を、2月26日にはセクター32「フリーダム北西部」を奪還し、戦局を振り出しに戻してみせた。あまりにも鮮やかな反撃であった。
【2月26日〜3月18日】
[3月14日11時00分]
奇跡の逆転劇の後、数日はO.C.U.優勢の状態が続いたが、U.S.N.がそれ以上の侵入を許すはずもなかった。同軍は、セクター39「フリーダム北東部」で補給を受けて態勢を万全に整えると、O.C.U.の東進を全力で食い止めるべく鉄壁の守りを展開。ここに両軍は、戦況を左右するフリーダム市の制圧をめぐって、再び真正面から激突することとなった。
やがて迎えた、2月28日。再びセクター32「フリーダム北西部」を押さえたU.S.N.は、それを機に完全に息を吹き返し、怒涛の反撃を開始。O.C.U.の防衛網を着実に突破していった。その後同軍は、セクター33「フリーダム南西部」から南側補給路の各セクターを次々と突破し、3月14日にはセクター11「ジオフロント」の目前まで到達した。
[3月18日13時00分]
U.S.N.の勢いは、もはやO.C.U.の誇る防衛部隊をもってしても止めることはできなかった。セクター11「ジオフロント」を制圧したU.S.N.は、ついに激戦区エリア06『ロクスタ砂漠』への関所とも言うべき、セクター04「オークヒルズ市」の制圧にも成功。南側補給路を完全に手中に収め、フリーダム市から同市への命綱を繋げた。
押し寄せる前線を前に、O.C.U.には、自陣『ロクスタ砂漠』まで後退し、敵部隊を迎え撃つ以外の道は残されていなかった。
【3月19日〜3月27日】
[3月27日12時00分]
以後U.S.N.は、圧倒的優勢の中、オークヒルズ市を拠点に激戦区エリア06『ロクスタ砂漠』を中央突破すると思われたが、ここでまたしてもO.C.U.の裏をかく作戦を展開する。
同軍は、『ロクスタ砂漠』で兵力を整えて迎撃態勢をとっていたO.C.U.各部隊をよそに、一部の戦力を残してほとんどの部隊を南下させると、激戦区エリア10『フリーダム市:経済地区』の南西端に位置するセクター07「アーヴィン市」に侵入。一歩出遅れたO.C.U.から、あえなく奪取したのである。
停戦を告げるサイレンが戦場に鳴り響いたのは、この数日後のことであった。
意表を突く作戦によって終始O.C.U.を翻弄したU.S.N.が、フェイズ12でも勝利を収め、見事4連勝を達成した。
記者:Frederick Lancaster |
補足:ジェイドメタル社製 Zedamシリーズ
ヴァンツァー開発技術向上のため、他社と技術提携しつつ成長してきたジェイドメタル社。同社がO.C.U.諸国向けに開発した機体に、Zedamシリーズがある。
Zedamは、機動力を優先して軽量化が図られた機体であり、とりわけセンサーバックパックを装備しての偵察や索敵において性能を発揮。開発当初の想定どおり、後方支援用の機体として配備されることとなった。
なお、同機の設計思想は、U.S.N.およびE.C.圏内への輸出用として生産されたZaigautシリーズと基本的には同じで、さらには後発のバージョンアップ機であるXzamへと継承されている。