腐敗を抑えるため、全身を防腐帯で覆った食屍鬼。死後、ラミアに呪紋を施されて操られている他の不死なる者(アンデッド)たちと異なり、クトゥルブはラミアの魅力に屈し、彼女らに永久に奉仕せんがため、生きながら特殊な修練によって不死化を目ろんだ者たちである。故に、いまだ生前の欲望をいくらか残しているようで、わずかに残る血肉を維持するため屍肉を喰らったり、宝飾品を貪るように収集したりする。腰に携えているのは自ら捨てた生命を宿らせた霊剣であり、不死と引き換えに必殺の一撃を放つことができると云う。