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新米ゴブリンのヴァナ・ディール紀行

 2004.04.07Vol.6

よう、また会ったな。今、オレたちはウガレピ寺院に行くため、マンドラゴラの案内でヨアトルの森を進んでいるところだ。
シックシェル:「ねえ、ウガレピはまだ?」
マンドラゴラ:「うるせえカニだな。ちゃんと道は分かってるから黙ってついて来いよ!」
シックシェル:「その言い方はなんだよぅ!」

性格の合わない2人だな。カブの漬物にゆでがになんて、いい組み合わせなのにな。

 

マンドラゴラ:「・・・・道が分からねえ。」
シックシェル:「ほ〜ら!だいたい怪しいと思ったんだよ!どうするのさ!ねえ!ねえ!」
マンドラゴラ:「ちっ・・・・仕方ねえな。ちょっとオレの家に寄るぞ。ついて来い。」



マンドラダディ:「おお!せがれよ。どうした?」
マンドラゴラ:「こいつらをウガレピまで連れてってやりてえ。おやじ、道分かるか?」
マンドラダディ:「ちょっと待て。母さんなら分かるかも知れん。母さん、母さんや!」
マンドラマミー:「なぁに?あなた。ご飯はさっき食べたでしょう。」


マンドラマミー:「え、ウガレピ?何のことかさっぱり分からないわ。子供たちに聞いてみましょう。ねえ!子供たち!」


マンドラブラザー:「なんだよ〜」
マンドラキッド:「なぁに?」
マンドラベビー:「バブー」
なんだなんだ。たくさん出てきたぞ。
マンドラダディ:「お前たちの中にウガレピへの行き方を知っている者はおらんか?」


マンドラ子供一同:「知らな〜い。」
マンドラゴラ:「なんだよ、誰も知らないのかよ!」
どこがユタンガとヨアトルのあるじなんだ。

???:「ヘ〜イ、Yo、アタシ知ってるわよ、ウガレピへの行き方、そしてこの世界での生き方」
マンドラゴラ:「そ、その澄んだ美しい声は!!」

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