特集 釣りの伝導者

3.伝導者の横顔
「あらゆる所で釣りをしたいと思ったので、まず己を鍛えることにしました。あるときは釣りのために冒険者としての実力を高め、あるときは戦闘に疲れた心を癒すために釣りをしています」

Wangさんの冒険者としての技量は相当なものである。釣りに対する情熱が、自らを優れたモンクに成長させたのだと、彼は言う。

「怪物が釣れてしまったり、背後から獣人に襲われたりと、釣りには何かと危険がつきまといますから」

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もちろん、釣りは街中でも楽しむことができる。しかし、その魅力は、街中で釣っているだけでは語り尽くせない。

釣りをしていると、モンスターがかかって、逆に襲われることがある。幻の魚が棲むという伝説の泉が、実は獣人の支配する秘境にあった、という話もある。

釣りの世界の深淵に触れるためには、冒険者しての実力も必要なのだ。

それでは、釣りの世界を極めようとするWangさんの夢とはなにか?

「すべての魚を釣り上げる!」

それは、あらゆる魚を求めてヴァナ・ディール中を旅し、釣り、そして食べることだという。

彼の言葉は、溢れんばかりのロマンに満ちていた。

取材の最後に、読者へのメッセージをうかがった。

「誰でも簡単に始められるので、みなさんもお出掛けの際には釣竿1本と餌を持っていきましょう。それだけで新しい世界がひろがりますよ」