特集 釣りの伝導者

2.釣り仲間たち
写真 「誰もいない場所で、ふと釣りをはじめると、たまたま、そこを通りがかった人が、一緒に釣りをし始めたり、“釣れますか?”と声をかけてきたりすることがよくあります。しばらくして、ふと見回すと、周りは釣竿の林だったこともありました」

Wangさんの釣りの技量は、それほど高くないという。ただ、釣りの情報に精通しているだけなのだそうだ。

ただ、多くの種類の魚と、それらを釣るために必要な釣竿と餌。ひとりで調べたにしては桁違いの情報量だ。

Wangさんが、それらに精通した背景には、釣りを通じて出会った仲間たちの協力があった。

「釣り仲間たちで、お互いの情報を交換しあっています。みんな、やっぱり自慢したいんですよね。

こんな大きな魚を釣った、とか
こんな珍しい魚を釣った、とか」

釣りを嗜む者にとって、自分の横で糸を垂れる者は、ライバルなのかもしれない。

確かに彼らは同じ魚を釣っていても、釣れた数や、大きさと重さで競いあうことが多い。

しかし、それ以上に彼らは釣りという共通の目的を持つ仲間である。

競い合う彼らがいてこそ、釣りの技術は、より高め合うことができるのだ。

※魚のサイズは、大きさがIm(イルム)、重さがPz(ポンズ)で計測される。アルタナ連合軍結成当時、4国の測量単位がバラバラで混乱が生じたために定められた基準単位である。なお1Imはヒュームの親指の幅くらい。