特集 戦いの技巧2 〜連携効果〜
レベル3 〜2種の連携効果〜


連携が“学問みたい”ですって? とんでもない。理論から実証を求める過程なんて、まさに“学問そのもの”ですよ。

レベル3の連携効果が実在することは、以前より武器の達人たちの逸話などから明らかでしたが、実際のところ、それがどのようなものなのかは、ごく最近まで知られていませんでした。この式を見てください。

レベル1 : 8種 × 1属性 = 8属性
レベル2 : 4種 × 2属性 = 8属性
レベル3 : 2種 × 4属性 = 8属性


このように、唯一、判明していたのは、レベル3の連携効果は2種しかなく、それぞれ4つもの属性を有しているということだけでした。ですが、それを証明するための方法がなかったのです。

条件はありますが、レベル1にレベル1を合わせることでレベル2の連携効果が発現します。ならば、レベル3の連携効果を発現させるためには、どうすればよいでしょう?

そうです。レベル2にレベル2を合わせればよいことは、多くの冒険者も予測していました。ただ、ウェポンスキルは武器の扱いに長けた者だけが可能とする芸術に近い技です。ましてや“重力(闇土)”などレベル2の効果を秘めた高度なウェポンスキルを放てる者など、そうはいませんでした。

“〜でした”。

そう、過去形です。数多の戦いを経て、それらの技を会得した冒険者が増えたおかげで、ついに実証することができたのです。

光 = 光 火 雷 風
闇 = 闇 土 水 氷


写真 これが、ついに判明したレベル3の連携効果と、その対応する属性です。連携効果の名称にもなっている背反関係にある“光”と“闇”の2属性。それに、それぞれ強弱関係にない3属性が合わさり、美しい状態で安定しているのが特徴ですね。

さて、レベル3の連携効果を発現させるために大事なことは、含まれる4つの属性すべてを満たすように、レベル2の連携効果の属性を過不足なく、つなげていくことです。順番が重要だったレベル2とは異なりますが、考え方だけなら、足し算で済むレベル3の方が簡単かもしれません。

光(光火雷風) = 核熱(光火) + 分解(雷風)
闇(闇土水氷) = 重力(闇土) + 湾曲(水氷)


たとえば“光(光火雷風)”を発現させるためには、上の式のようにレベル2の連携効果“核熱(光火)”と“分解(雷風)”の2つを足すのです。

1発目: バーニンクブレード [溶解(火)]

2発目: コンボ [衝撃(雷)]
        → 1連携: “核熱(光火)”

3発目: 双竜脚 [分解(雷風)]
        → 2連携: “光(光火雷風)”


2発目で発現している連携効果“核熱(火光)”と、3発目の「双竜脚」が秘めている効果“分解(雷風)”の属性を足すと、“光(火光雷風)”に必要とされる属性を満たすのが、おわかりいただけますか。

さて、これまで2連携で具体例を説明しましたが、武技の達人が2人いれば、1回の連携でレベル3の連携効果を発現することも不可能ではないんですよ。これを見てください。

1発目: スウィフトブレード [重力(闇土)]

2発目: クロスリーバー [湾曲(水氷)]
        → 1連携: “闇(闇土水氷)”


この時、1発目と2発目の順番を入れ替えても、連携効果を発現するのがレベル3の特徴です。また、レベル3の連携効果を発現させることなく、レベル2の連携を続ける、という選択も可能なので、注意してください。

学問というのはなにも机の上だけでするものではありません。

いかがですか? 連携もまた、実践によって体系づけられた立派な学問だと理解していただけましたか?

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