特集 戦いの技巧2 〜連携効果〜
レベル2 〜4種の連携効果〜

ちょっと心配だったけど、レベル1の説明は終わったみたいね。実は彼の言ってたことって、連携効果を体系的に研究している者たちの間では、レベル1と呼ばれる基本原則みたいなものなの。それで、あたしがこれから説明するのが、その発展形のレベル2ってわけ。

このレベルの違いは、連携効果が発現した時の“威力の違い”に他ならないんだけど、その連携効果に対応する“属性の数の違い”でもあるの。レベル2の連携効果と、それぞれが対応する属性を見てもらったほうが早いわね。

核熱 = 光 火  /  分解 = 雷 風
重力 = 闇 土  /  湾曲 = 水 氷


レベル2の連携効果を発現させる方法は、レベル1の連携とほとんどおんなじなの。ただ、組み合わせる効果の順番が重要な鍵となるのよ。

レベル1で彼が見せた表があったでしょ。あの連携の法則表で“◎”となっていたのが、それなの。レベル1の連携をつなげるつもりでウェポンスキルを放っていたら、偶然レベル2の連携効果が発現して大ダメージ、なんてこともあるかもね。次に、これを見てちょうだい。

分解(雷風) : 硬化(氷) → 振動(水)
核熱(光火) : 溶解(火) → 衝撃(雷)
重力(闇土) : 炸裂(風) → 収縮(闇)
湾曲(水氷) : 貫通(光) → 切断(土)


この順番は“2つの効果の反応作用” に関係するらしくて、魔道士や錬金術師たちの研究にも通じるところがあるんだって。

写真 “湾曲(水氷)”を例にとりましょう。この連携効果を発現させるためには、はじめに“貫通(光) ”、次に“切断(土) ”の順番で、その効果を秘めたウェポンスキルを放つ必要があるの。こんな感じにね。

1発目: パワースラッシュ [貫通(光)]

2発目: セラフブレード [切断(土)]
        → 1連携: “湾曲(水氷)”


注意してほしいのは、レベル2の連携効果にはレベル1の連携効果はつなげられないってこと。

つまり、レベル2の連携効果を発現させちゃうと、生半可な腕では連携はつながらず、ストップしちゃうってわけ。

それから、マジックバーストの効果も、レベル2の方がレベル1より高いのよ。だから、魔道士さんたちも、このレベル2の連携効果が発現している時を狙うと、より強力なマジックバーストが発現できるわ。

あなたも連携の順序を決める会話を耳にしたことがあるかもしれないけど、あれは交戦予定のモンスターの弱点を見極めて、有効なレベル2の連携効果を決めるための作戦会議ってわけ。

たとえば、こちらには武器で攻撃する仲間が3人いて、狙っているモンスターの弱点属性は“氷”だったとするわね。その場合、もっとも有効な連携効果は“湾曲(水氷)”だから、さっき説明したように“貫通(光)”から“切断(土)”とつながるように、ウェポンスキルの順番を決めるの。次に、“貫通(光)”につなぐための効果を得るために、“収縮(闇)”を秘めたウェポンスキルを決めるのよ。

つまり、最後に放つウェポンスキルから、逆算して順番を決めていくというわけね。具体例をあげると、レベル2の連携効果“湾曲(水氷)”を発現させる2連携は、こんな感じの順番になるわ。

1発目: キーンエッジ [収縮(闇)]

2発目: パワースラッシュ [貫通(光)]
        → 1連携: “貫通(光)”

3発目: セラフブレード [切断(土)]
        → 2連携: “湾曲(水氷)”


もし、3連携で“湾曲(水氷)”を発現させたいなら、1発目“収縮(闇)”の前につなげる“硬化(氷)”か“貫通 (光)”の効果を秘めたウェポンスキルを、最初に放つようにすればOK。

どう? 連携ってちょっとした学問みたいでしょ。

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