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施設

モグハウス

都市の居住区の中の閑静な一角にある、冒険者専用のワンルームマンション。

コンクェスト政策の一環として、各国が建設費と運営費を全額負担しているため、自国の冒険者には無償で貸与され、さらに家具など模様替えも好きにできる、正に冒険者にとっては至れり尽せりのプライベートルームである。

特筆すべきは、各部屋にもれなく担当者としてつくお手伝い獣人「モーグリ」で、モグハウス管理組合から派遣された彼らは、財産・在庫管理から留守番、細々とした雑用に至るまで無償で冒険者をサポートし、冒険の利便を図ってくれる、頼もしい存在である。

なお冒険者が自国以外でこの部屋を利用したい場合には許可の申請が必要であり、備え付けの家具がある宿部屋のような部屋があてがわれる。ただし、これは通常「レンタルハウス」と呼ばれ、「モグハウス」とは区別される。


競売所

冒険者支援の一環として各国が中心となり、一部の民間投資家も参加させて作った事業団。

その主な目的は、冒険に必要な物資の流通の手助けであり、売り手が出した商品に対し、最高の値をつけた買い手に購入権利が与えられる仕組みである。

大戦終結後、物資が欠乏していた時代、ジュノの闇市で行われていた取り引きのシステムがその起源とされるが、冒険者の増加に伴って大いに繁盛したため、すぐに各国も真似し、相次いで設立した。

その後、宅配所が併設されたり、リンクパールを応用した新式の運営法が確立され、カザムのような遠隔地でも利用が可能になったりと、ますます便利に進化している。ところで、競売所の窓口は、特殊な格子で作られており、外部から所員の姿を見ることはできないが、これは彼らの安全確保と防犯対策のためである。


領事館

大戦後、連合軍に参加した各国の交流を継続・強化するため、四国協商締結と同時に互いに設置が決定された役所。

領事や武官が駐在し、自国の商人や冒険者の利益と安全の確保および駐在国と本国との連絡窓口を担っている。

なお、大戦初期に連合各国の足並みがそろわず、手痛い敗退を続けた教訓を生かし、ジュノにだけは領事館ではなく、全権を与えられた各国の大使館が設置されており、急を要する国際問題に際し本国の了解なしに協議を進めることができる。


ゲートハウス

市門の内側の両縁付近に設置された衛兵の詰め所。高位の国境警備兵や衛兵が常に詰めており、外部からの獣人や怪物を寄せ付けない。

また、コンクェストの発令など、冒険者に対するさまざまなサービスも、ここで行われることが多い。


ショップ

個人商店やギルド直営店のようにしっかりした店舗を持つ店から、露店や行商人のようにその場を借りて商売する店まで、ヴァナ・ディールには多様な形態の店が存在する。

また、商品によって『武器屋』『防具屋』『雑貨屋』『宿屋』『魔法屋』『楽器屋』『帽子屋』『薬屋』等々、実にさまざまな業種がある。

また、商人だけでなく冒険者が行商していることもあるので、買い物客は、店や行商、競売所など、いろいろな場所をのぞき、比較することが、お得な買い物の秘訣となっている。


国境警備兵

コンクェスト推進のため、セルビナ協定に基づいて、本国から自国の領地や領事館に派遣されているエリート兵士の総称。その任務は単に国境の警備に留まらず、冒険者へのコンクェスト参戦認可(シグネット)、領事館の警備、コンクェスト集計協議への参加など、非常に多岐にわたる。

なお彼らの所属と略称は、各国によって下記のように異なる。

・サンドリア
 R.K.〔サンドリア王立騎士団〕
 T.K.〔サンドリア神殿騎士団〕
・バストゥーク
 I.M.〔バストゥーク鋼鉄銃士隊〕
・ウィンダス
 W.W.〔ウィンダス戦闘魔導団〕


アウトポスト

コンクェストの監視及び冒険者支援のため、国境警備兵が駐屯する前哨地点。

簡素な屯所や防御設備が構築されることもある。

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