ところで、みなさんは
タルタル族にどのようなイメージを持っていますか?

小柄? 非力? 陽気? それとも臆病?
どれも概していえば、そうかもしれませんが
もうひとつ、大きな特長がありますよね?
そう「魔法」です。

天晶暦219年。
1人のタルタル少女、のちの星の神子リミララが
魔法を発見してから、それまでどちらかというと
ひっそりと暮らしていたタルタルの運命は
大きく変わることになりました。

強大な力「魔法」を手にしたことがきっかけとなり
それまで小さな部族に分かれ、いがみ合っていたタルタル諸部族の
族長たちは和解。連邦国家を成立させたのです。
ウィンダス連邦の建国でした。

やがてウィンダス連邦は、魔法の力を背景に
大規模な開拓運動を開始しました。より豊かな地を求めて……。

まず、最初にターゲットとなったのは
同じ大陸の先住民、ヤグード族の土地でした。
彼らヤグード族は、初めて目にする魔法の力に慄き、
いとも簡単に、自分よりずっとか弱いタルタルに膝を屈しました。
彼らの目には、魔法は奇跡としか映らなかったようです。

次にターゲットとなったのは
ジュノ海峡の向こう側に広がる広大なクォン大陸でした。
そこにはすでに勇猛なエルヴァーン族が
部族ごとに分かれて暮らしていましたが、
日の出の勢いである
ウィンダス戦闘魔導団の敵ではありません。
たちまち、現在のノルバレン地方が
属州とされてしまいました。

さらに、軍事の天才ルンゴナンゴ大魔元帥が登場すると
クォン大陸の全土が、その軍門に下ることになりました。

ところで、この中に
愛すべきタルタル族の方、いらっしゃいますか?

どうか、あなた方の先祖を称えてください。
タルタルは一度、ヴァナ・ディールを制覇した
といっても過言ではない、空前絶後の快挙を成した
種族なのです!



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