新米ゴブリンのヴァナ・ディール紀行「今度はアサルトが相手です編」(2006/04/07)

アサルト

アサルトとは「急襲作戦」を意味する。敵地に少数の精鋭部隊を送り込み、一気に敵を叩くことを目的とした作戦のことだ。「傭兵」となった冒険者が参加するには、まず公務代理店に行き、作戦リストを見て、自分に合った任務を選ぶことから始まる。作戦を決めたら、次に任務完遂に必要な傭兵仲間を集める。後は、現場に急行して敵地に潜入。さまざまな任務を遂行するのだ。もし、生きて無事に作戦を完遂したならば、皇国より働きに応じた報酬と栄誉が与えられることだろう。
なお、作戦は少数精鋭で遂行することが義務づけられている。その代わり、皇国軍が現場から部外者を排除してくれるので、作戦遂行中は任務に集中することができるはずだ。だが、無論それは他の冒険者からの救援を望めないことをも意味している……油断はできない。


というわけで、公務代理店にやってきたぞ。ここで参加を申し込むんだな。

マンドラゴラ「すみませーん、アサルトやりたいんですがー!」

代理店受付「こちらが受付になりま・・・・って、なんでモンスターがアサルトやるんだ!」

トンベリキング「ゴチャゴチャぬかさんと参加させいッ!」

代理店受付「ちょ、ちょっと危ないじゃないか!営業妨害する気か!」

トンベリキング「ちょこっと行くだけじゃ!うぬに迷惑はかけん!これあげるから!」


トンベリキングは懐から何か楽しそうな雰囲気を醸し出す小袋を出して受付に渡した。

代理店受付「こ、これは・・・。たいへん失礼しました!是非アサルトにご参加ください!」

なんだ。何を渡したんだ。

トンベリキング「ウフフ。ヒミツ〜」

頭に来るな。

マンドラゴラ「よーし、どのコースにしようかな!」

そうだな。オススメはあるのか。

代理店受付「ではこちらの場所など、いかがでしょう?」

※代理店では複数コースのアサルトが用意されており、プレイヤーは自分のレベルに合ったものを選ぶことができます。コースによってエリアや出没するモンスターもさまざまです。

というわけで知らない場所にやってきたぞ。なんかこわいな・・・。

マンドラゴラ「あの人にお願いすればいいみたいだね」

変わった格好をしているな。

不滅隊のおっさん「むむ、公務代理店から話は聞いているが・・・。本当にやれるのか?」

トンベリキング「当たり前であろう!わしはウガレピ寺院の主、トンベリキングであるぞ!」


おれはゴブリンの中でももっともフレンドリーなファブリニクスだぞ。

マンドラゴラ「ボクは永遠の若葉マーク、さわやか系植物型モンスター、マンドラゴラです!」

不滅隊のおっさん「・・・・そのような浮かれた心構えではまず無理だと思うが、無事に任務を完了すれば報酬を授けるぞ。」


なにがもらえるんだ。楽しみだな。

不滅隊のおっさん「ではあのゲートから入れ。アサルトでは、とにかく多くの敵を倒すことだ。相手は手強いぞ。しっかりやってくれ。」

よし。じゃあ装備品を確認するぞ。かばん、コップ、きんちゃく袋・・・・
トンベリキング「包丁、王冠、ランタン・・・」

マンドラゴラは特に何も装備していなかった!