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ヴァナ・ディールの4つの競売所におけるアイテムの出品状況と、レリックについて調査しました。
まずは各競売所における出品数と落札率の統計から見ていきましょう。調査結果は、各国のギルドの存在を十分に感じさせるものでした。

サンドリアの競売所では、毛皮類がランキングの半数を占めています。革工ギルドの存在、そしてロンフォール地方やラテーヌ高原、ジャグナー森林といった毛皮がとれるモンスターが多く生息するエリアに囲まれたサンドリアならではの結果といえます。

ランクインしている毛皮類の中では、順位に変動がありました。去年は上位だった「大羊の毛皮」の順位が大きく下がり、その代わりに「黒虎の毛皮」の順位が大きく上がっているのが特徴的です。これには、ギルドへの入荷量や合成レシピの追加が関係している可能性が高いと考えられます。また今回、「野兎の毛皮」が圏外からランクインしている点にも注目したいところです。「野兎の毛皮」は、比較的低いレベルでも入手可能なことから、幅広いレベル層の皆さんの健闘の賜物といえるのではないでしょうか。

バストゥークの競売所では去年と同様に、「亜鉛鉱」、「鉄鉱」、「クゥダフの背甲」、「蜂の巣のかけら」がランキングの上位を占めています。鉱石類を入手しやすいバストゥークの地勢的な条件や、バストゥークの国内に存在する錬金術ギルドの存在が、これらのランクインの理由として有力でしょう。特に1位の「亜鉛鉱」はノーグとの関係が深いこの国ならではの人気アイテムで、同様に「錆びたレギンス」、「錆びたサブリガ」も、去年に引き続きランクインを果たしています。

サンドリアとバストゥークの競売所で目立つのが、圏外からランクインを果たした「ハイポーション」の存在です。これは「アトルガンの秘宝」で追加されたアサルトが影響している可能性が高いと思われます。アサルトの報酬として入手する機会の多い「Hポーションタンク」を分解し、「ハイポーション」として出品しているプレイヤーが多数いるのでしょう。

[ 競売所出品数ランキング ]

[ サンドリア王国 ]
出品数
(順位)
アイテム名 落札率 前回との比較
()内は前回の順位
1堀ブナ85.88%
2雄羊の毛皮85.98%↑(3)
3黒虎の毛皮92.05%↑(9)
4亜鉛鉱83.12%↑(5)
5ヤグードドリンク76.83%↑(7)
6大羊の毛皮82.67%↓(2)
7ダルメルの毛皮84.33%↑(10)
8ハイポーション76.94%↑(圏外)
9エルム原木84.59%↓(4)
10野兎の毛皮80.34%↑(圏外)

[ バストゥーク共和国 ]
出品数
(順位)
アイテム名 落札率 前回との比較
()内は前回の順位
1亜鉛鉱94.51%
2鉄鉱88.40%
3クゥダフの背甲89.42%
4蜂の巣のかけら85.63%
5錆びたレギンス83.10%↑(7)
6ゴブリンマスク95.35%↑(10)
7錆びたサブリガ86.21%↑(8)
8ヤグードドリンク76.14%↑(圏外)
9タルタルライス73.10%↑(圏外)
10ハイポーション82.72%↑(圏外)


ウィンダスの競売所のランキングは、骨工ギルドの存在を強く印象づけるものです。

注目すべきは、去年の1位と2位が入れ替わり、骨細工の素材として需要の高い「巨大な大腿骨」が「ヤグードの数珠」を抜いてトップに躍り出た点です。このアイテムは周辺のエリアに生息するダルメルから手に入れることができます。また全体的な傾向としても、「ヤグードの数珠」、「絹糸」、「蜘蛛の網」といった裁縫に関係するアイテムがランクダウンしているのに対し、「巨大な大腿骨」や「骨くず」に代表される骨細工に関係するアイテムが軒並みランクアップあるいは圏外からのランクインを果たしています。これは、非常に興味深い結果です。

[ ウィンダス連邦 ]
出品数
(順位)
アイテム名 落札率 前回との比較
()内は前回の順位
1 巨大な大腿骨 89.25% ↑(2)
2 ヤグードの数珠 85.33% ↓(1)
3 堀ブナ 80.27%
4 タルタルライス 79.54% ↑(5)
5 絹糸 79.42% ↓(4)
6 骨くず 86.84% ↑(8)
7 大サソリの爪 82.44% ↑(10)
8 雄羊の角 79.91% ↑(圏外)
9 蜘蛛の網 85.99% ↓(6)
10 陸ガニの甲殻 77.16% ↑(圏外)


続いて、タブナジアやアトルガンともつながりのある、ジュノの競売所についてです。

前述の3国の競売所と明らかに趣を異にする点として、素材よりも完成品の出品が目立っていることがあげられます。料理3種類、薬品3種類、忍術の触媒が1種類ランクインしていますが、いずれも素材ではありません。冒険の起点となる街の競売所であるため、ミッションやアサルト、そしてレベル上げなどで使うアイテムがランクインしているものと考えられます。
その中で注目してみたいのが、「サイレントオイル」がランクアップを果たしているのに対し、「プリズムパウダー」がランクインしていない点です。「サイレントオイル」と合わせて利用されることが多い「プリズムパウダー」がランキングに入っていないのは、忍者の「遁甲の術」が「プリズムパウダー」の代わりを果たしているためかもしれません。

[ ジュノ大公国 ]
出品数
(順位)
アイテム名 落札率 前回との比較
()内は前回の順位
1 ヤグードドリンク 92.01% ↑(2)
2 サイレントオイル 88.11% ↑(3)
3 蜘蛛の網 95.59% ↓(1)
4 ソールスシ 84.28% ↑(5)
5 ギガントスキッド 91.97% ↑(9)
6 ハイポーション 89.63% ↓(4)
7 スキッドスシ 87.33% ↓(6)
8 ミスラ風山の幸串焼 88.79% ↑(圏外)
9 忍だすき【紙兵】 79.72% ↑(圏外)
10 ブラックソール 82.04% ↑(圏外)


最後に、デュナミスの各エリアで入手できるレリックについてです。去年と同様、今回も旧貨幣で強化された武器・盾の4段階目と最終段階の数を全ワールドにおいて調査しました。


今回1番の人気は、盾の「イージス」で144というダントツな数量を誇ります。他のレリックよりも後になってから開放されたにもかかわらず、「イージス」は全レリックの中で最も低いコストで作成可能であり、さらに唯一無二とも言うべき性能を持っているため、その人気の高さには頷けます。また、人気の高さで他と一線を画している武器には、短剣の「マンダウ」、片手剣の「エクスカリバー」、片手刀の「鬼哭」、楽器の「ギャッラルホルン」があります。この結果には、装備可能なジョブの人気やレリック以外の装備品の存在も、少なからず影響しているでしょう。

なお、総数では第4段階で353、最終段階では778と、それぞれ去年の176、218という数字を大きく上回る結果となりました。

[ レリック(4段階目・最終段階)存在数 ]※全ワールド
種類 段階 レリック名 存在数
格闘武器4段階目カエストス24
最終段階スファライ58
短剣4段階目バターディア35
最終段階マンダウ91
片手剣4段階目カリバーン45
最終段階エクスカリバー94
両手剣4段階目ヴァルハラ15
最終段階ラグナロク23
片手斧4段階目オーガキラー9
最終段階ガトラー7
両手斧4段階目アバドンキラー14
最終段階ブラビューラ15
両手鎌4段階目ベグ・ド・フォコン39
最終段階アポカリプス27
両手槍4段階目ゲイアサイル5
最終段階グングニル11
片手刀4段階目吉光30
最終段階鬼哭93
両手刀4段階目十握剣33
最終段階天の村雲34
片手棍4段階目グリンタンニ11
最終段階ミョルニル16
両手棍4段階目タイラス6
最終段階クラウストルム7
弓術4段階目二所藤の弓11
最終段階与一の弓30
射撃4段階目フェルディナント3
最終段階アナイアレイター38
楽器4段階目ミレニアムホルン20
最終段階ギャッラルホルン90
4段階目アンキレー53
最終段階イージス144
合計4段階目353
最終段階778