続いてメインジョブの構成比とジョブの組み合わせを見てみましょう。今年は事前アンケートの結果とゲーム内データを比較して分析を行いました。
プレイヤー全体におけるメインジョブの構成比についての考察には、事前アンケートの「好きなメインジョブは?」という設問の結果と、実際にゲーム内で設定していたメインジョブのデータを用いています。
昨年、ゲーム内のデータで74%に達していたスタンダードジョブですが、今年はおよそ62%まで減少し、エキストラジョブの割合がまんべんなく上がっています。とはいえ、スタンダードジョブが上位6位を占め、エキストラジョブの追撃をかわしています。
一方で、いわば冒険者の“心のメインジョブ”の割合を示したといっても過言ではないアンケートの結果は、それなりのばらつきを持ったものとなりました。スタンダードジョブの牙城に大きく切り込んだのはナイトで、根強い人気を持つ魔道士群を抑え、堂々の2位を獲得しています。同様に侍も、戦士やモンク、シーフといったなじみ深いジョブを抑え、6位にランクインしました。
【アンケート結果】
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【ゲーム内データ】
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メインジョブとサポートジョブの組み合わせを見てみましょう。無数にあるジョブの組み合わせのうち、実際ゲーム内に一番多く存在したのは白魔道士と黒魔道士の組み合わせ、2番目は黒魔道士と白魔道士の組み合わせです。この組み合わせは不動ともいえる絶大な割合を誇っており、一昨年、昨年も同様に最も多い組み合わせでした。
併せて、アンケート結果を見てみましょう。 こちらは、「“心のメインジョブ”とそのジョブに組み合わせることが多いジョブのランキング」としてまとめています。「好きなメインジョブは?」のランキングでは5位だったシーフが、忍者との組み合わせでランキング1位に輝きました。逆に同ランキングで1位だった赤魔道士は、組み合わせるジョブがプレイスタイルによって大きく変化するためか、こちらのランキングでは1位を逃しつつも、複数の組み合わせで上位15位にランクインしています。
【アンケート結果】
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【ゲーム内データ】
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最後に、“心のメインジョブ”とサポートジョブの組み合わせを好む理由に関するアンケートの結果を見てみましょう。「プレイしていて楽しいから」に次いで「ソロプレイに向いているから」という理由が多い傾向は、ランキングを彩る組み合わせを眺めてみると非常に頷けるものがあるのではないでしょうか。また、「好きな装備品を身につけることができるから」という理由の少なからぬ割合からはゲームの楽しみ方の多様性を、「友達の手助けができるから」という理由がさらに多い割合で存在していることからはMMORPGらしさを感じさせる結果となっています。
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