四ヶ国合同で組織されたノートリアスモンスター調査隊。彼らがまとめた一般のモンスターに対するレポートが公表された。それは、モンスターの知覚能力に対する検証の結果だった。



モンスターの知覚に関するレポート

我々は、ヴァナ・ディールを脅かすすべてのモンスターを調査する過程において、彼らが持つ知覚能力の実態について、ある程度の知識を得ることができた。彼らには、大きく5つの知覚が存在する。
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1.視覚

光と影、そして七色を見分ける感覚が「視覚」である。視覚は明視覚と暗視覚に細分される。たとえ優れた視覚を持つモンスターでも、視界の外や物陰に潜む存在を見つけだすことはできない。
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2.聴覚

空気の振動を音として聴き取る感覚が「聴覚」である。全方向に対して有効で、物陰などでも音が発生すれば感知することができる。聴覚を持つモンスターは、仲間の危機を感知しやすい傾向にある。
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3.嗅覚

風に漂う匂いを嗅ぎ分ける感覚が「嗅覚」である。嗅覚に優れたモンスターは獲物の匂いを離れた風下などからでも識別し、執拗に追ってくる。ただし、雨などで匂いを乱されると、その能力は低下する。
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4.生体感知

命あるものの存在を知る感知能力が「生体感知」である。興味深いことに生者の生命力が弱まるほど、感知可能な距離が長くなる傾向にある。ほとんどのアンデッドモンスターが、この感覚を有する。
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5.魔法感知

魔道士の詠唱によって発動した魔法の輝きに反応するのが、「魔法感知」である。感知範囲はとても広く、微かな魔法の輝きにさえ、矢の届かぬ距離からでも吸い寄せられるように反応する。
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