星に願いをかける者がいる。願いは自分で叶えるべきだと言う者がいる。いずれにせよ、人は願いを胸に抱くもの。そのような願いを、苦難の末に叶えた者たちにまつわる星座の伝承を2篇紹介しよう。
1. 炎の化身イフリート
赤色に輝く星Falbub(ファルブブ)を抱き、北の空に浮かぶ星座IFRIT(イフリート)。血も涙もないと恐れられた将軍フリートは、ある事件を通じて、冥界の門におもむき己の罪をあがなうことになる
[全文を読む]
2. 百鳥の女王ガルーダ
緑色に輝く星Vuychap(ビチャープ)を抱き、北の空に浮かぶ星座GARUDA(ガルーダ)。王子に愛玩された小鳥ガルーダは、毒蛇に噛まれた王子を救おうと、雲と星の間を目指して飛び続ける。
[全文を読む]