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ヴァナディールの歴史



力の時代


魔法の普及は、多くの人間に幸せと災いをもたらしましたが、中でも最も喜んだのは、その頃、旧大陸の北方で覇を唱えていたエルヴァーン族の国家『サンドリア王国』でした。

チョコボの騎乗に優れ、精強な騎士団を誇る彼らにとって、魔法が脅威で無くなった今、恐れるものは何もありませんでした。

サンドリア王国軍は、次々と近隣の獣人の砦や集落を陥落させ、クォン大陸のタルタル族の町を占領し、一時はクォン大陸のほぼ全土を手中にする勢いでした。

しかし、奢れるものも久しからず。
クォン大陸の南端の辺境に、ヒューム族とガルカ族が築き上げていたバストゥーク共和国は、ヒューム族の優れた情報収集力と経済力で密かに地力をつけ、
ついには第二次コンシュタット会戦で、サンドリアの誇る精鋭騎士団を散々に打ち破りました。

勝因には、当時のヒューム族の最新技術だった火器の力も大きかったようです。

この敗戦を契機として王国を二分する内戦が勃発し、エルヴァーン族は、次第にその広大な領土を失っていくことになりました。