ワジャーム樹林の地下に広がる長大な洞窟。つる草を始め、羊歯や粘菌、緑藻など地下世界に適応した植物が洞内を覆い、地表とはまったく異なる独特の鮮やかな景観を作り上げている。またここは、ほとんどが海に没したとされる古代オルドゥーム文明の町があった場所として知られ、いたる所に石柱や祭壇等の遺址が残っている。しかし獣人が勢力を増し、皇国軍による保全が廃止された昨今は、キキルンやマムージャ等による盗掘が跡を絶たないようだ。