プレイヤーの声

コミュニティの運営において、プレイヤーの皆さんからの声は欠かすことのできないもっとも大切なもののうちのひとつです。今回は初の試みとして、GMコールやスペシャルタスクチームへのメールにて寄せられた貴重な「声」の一部を、いくつかのテーマに分けてご紹介いたします。

【GMコール】
様々な理由から届けられる声のひとつに、皆さんにとって身近なGMコールがあります。
まずはそのGMコールが、どの時間帯にどの程度寄せられているかをご覧ください。

下の図は、2008年4月中旬の1週間に寄せられたGMコールの件数を集計したものです。最もGMコールの件数が多い時間帯が赤色、やや混雑した時間帯が黄色、それよりも少ない時間帯が緑色になっており、皆さんのログイン状況とほぼシンクロしたかたちになっていますが、週末はもう少し黄色の時間帯が増えます。また、バージョンアップ直後は図の大半が黄色で占められ、場合によっては半日程度赤色で染まることもあります。

≪リージョン別のGMコール状況≫※図中の時刻は各リージョンの現地時刻です。


それではここで、どういった内容がGMコールで寄せられているのかを見てみましょう。
以下の円グラフは、「リージョン別のGMコール状況」と同様のデータをもとに作成しています。

最も多く寄せられる内容は「ゲームバランスを崩壊させる行為」で、全GMコールの約30%を占めています。代表的なものとしては、外部プログラムを使用している疑いのあるキャラクターに関するご報告が挙げられます。これは、「不具合のご報告」と合わせて、開発チームやスペシャルタスクチームと綿密に連携して問題に対応するための重要な情報源となっています。

次いで多いものが、「迷惑行為」です。話し合いで解決できる問題がこじれ、ゲームシステムを悪用するなどした嫌がらせに発展し、被害を受けたというご相談を、残念ながら数多くいただいています。皆さんからのご相談やご報告をふまえ、このような問題を予防また解決しやすくするために、ゲームシステム面での仕様変更やGMポリシーの改定などに努めています。

続いて「ご意見・ご要望」です。その内容は、サポートに関することからゲームのシステムに関することまで、実に多岐にわたっています。そこにメールフォームから寄せられた内容も加えたものが、皆さんの声として開発・運営チームに届けられ、バージョンアップやGMポリシーなど様々な形へと姿を変えていきます。

≪GMコールの内容≫

※グラフの項目の詳細については「こちら」をご覧ください。


【スペシャルタスクチーム】
次に、スペシャルタスクチームへ視点を移してみましょう。
2006年9月に発足して以来、スペシャルタスクチームでは毎月約7,000もの規約違反行為者を対処し、これまでに約1,333億ギルを凍結してきました。これらの調査や取り締まりにおいて、最も重要なのが皆さんからいただく情報です。

そこで、今回は2007年6月のメールフォーム開設から2008年3月までに寄せられたメールの数と、その内訳をご紹介しましょう。

まず、これまでにお寄せいただいたメール総数は、66,882件。その中で最も多いのが、不正な方法による自動操作に関するご報告です。NPCのように水辺や海岸線に立ち、延々と魚を釣り上げる行為を繰り返すキャラクターなどが、主な報告対象となっています。
さらに、ハンター(※)と呼ばれるキャラクターに関するご報告、不正プログラムの使用、RMTのための合成・競売所の利用に関するご報告……と続きます。これらに該当するような規約違反行為者は、一時期では至るところで見られましたが、現在は活動範囲を狭められ、根絶へと向かっています。

※ハンター:ノートリアスモンスター(以下、NM)との戦闘やクエストを繰り返すことで入手した多数の戦利品をギルに換金し、販売者へ提供するプレイヤー、キャラクターの総称。

≪これまで寄せられたメールの内容≫

このように、プレイヤーの皆さんからの声は、コミュニティの健康状態や温度を知るうえで、大変重要かつ貴重な情報です。

その他にも、インターネット全体において被害が拡大しつづけている不正アクセスについては、お問い合わせ内容や皆さんから寄せられた情報、そしてコミュニティサイト上の書き込みなどをもとに、問題の重大さやプレイヤーの皆さんにとっての深刻度を把握すると共に、かねてから対応ポリシーの拡充を検討してきました。その結果2008年4月には、そのポリシーを一新して救済措置の適用範囲を一気に拡大し、救済依頼から救済完了までにかかる時間の大幅短縮も実現することができました。

いまや、様々な企画や対策の背景には必ず、皆さんからの声があります。今まで寄せていただいた、数多の皆さんからの声があったからこそ、ここまで来ることができたのです。本当にありがとうございます。そして、これからもぜひ、皆さんからの声をどしどしお寄せください。私たち、開発・運営チーム一同、全力で応えるべく、努めてまいります。

※不正アクセスの詳細については「こちら」をご覧ください。